聖天宮と花

聖天宮

★20230622:今朝は、与田さんの天気予報で、聖天宮の紹介がありました。 聖天宮は、台湾の人が立てた半者の台湾のお寺です。 日本のお寺とはかなり違い、中国系です。 しかしとても豪華ですから一見の価値があります。 ぜひ皆様もご覧になってください・・・とても豪華です!!

     今日は、聖天宮について、お話しよう。  この言葉、’聖天宮’と言われた時、多分、栃木県ではまだ分かる方は少なく、馴染みがない言葉であろう!  実は、 私もその一人であったのだ・・・・ある花の紹介雑誌で偶々この美しい建物を見たのであった・・・・・その時、第一印象では、これは外国の建物で、中国当たりに行かなければ見ることは出来ないと早合点していたのである。 

     しかしである・・・そんな本物の建物が、川越にあるのである。 正式には坂戸という地域・・・それを初めて見たときには驚くばかりの珍発見であったのだ!  まず、最初の印象では、これほどの美しい建物がこの関東の地域に、しかも町中にどうしてあるのだろうと思ったのである!・・・・・・ 実はこの聖天宮は、 なんと一般の住宅街に存在し、初めて訪れたときには案内標識などな、見つけるのに非常に困惑したのである。 その様に、この聖天宮、住宅地内に突如として現れるのである。 私が訪れた時期には、聖天宮(せいてんきゅう)は、まだポピーに囲まれ、竜宮城のような、面持ちで静かに建っていたのである。 ★★関連情報: 群馬県のロックハート城(本物の外国の城)    ★★★春の花を見る!    「群馬県の成田山と石楠花

花に囲まれた聖天宮

     この聖天宮、一般の住宅地に聳え建って居るのであるが、当然この建物の周辺は生活している民家が沢山あるのだ! その中に、森も林もない中に突如としてこの建物があること自体、何か日本人のイメージからすると大分異なっているのである・・・・例えば、村の鎮守の神様はいかがであろうか?・・・・当然森に囲まれて居るではないか! しかし、この聖天宮はどちらかと言うとむき出しで住宅地に忽然として建っているのである・・・そしてこの直には、ポピーの花が畑に咲いており、一番美しい時期だったのである・・・

 

聖天宮

      多分この聖天宮を初めて見た人には、その美しさと色相に圧倒されるであろう・・・・実は、陽名門よりも色は、原色で豪華なのである。 そして、この色のバランスは、金色の色が沢山あって濃い緑の中に赤がひらめき、色彩的には素晴らしいバランスを整えているのである。      すごく立派な建物であり、素晴らしい洋式である。 私のイメージでは、竜宮城のイメージにぴったりなのである・・・・いや、昔の人が、中国などの建物を見て竜宮城と称したのかもしれないが・・・ ここで、誤解をしていただきたくないのが、花は、この町で育てておりこの宮殿とは関係がないと言うことである。 周辺の町民達が、この場で花を育み育て楽しんでいるのである・・・・それが、この建物の美しさと相俟ってこれら美しい場所を構成しているのである。 したがってこの様なな美しい景色、場所が、常時生じているわけではないのである。 

 

聖天宮

    先ず、この入り口に掲げられている聖天宮の名板をじっくりと見て頂きたい! すごい金色に輝く色、そして周辺の彫り物の素晴らしさ・・・しばし見とれていたのである。 この入り口には、この場所を管理している、おじさんが居て、参拝するときに、ちょっとした説明をしてくれる。 この建物は、日本に在住していた資産家が、台湾で病床に伏せってしまい、どうしても直らない時に日本の地でその病を癒したと・・・・そしてその恩を神に祈れば、この地にこの宮殿を建てて祈ると言うことを伝えたことが、始まりと説明されていたのだ。 すごく立派である・・・いや変わっていると説明したほうが良いのかもしれない・・・

 

    この聖天宮は、左右対称の建物であり、その両脇の三十の塔は、中国伝来の洋式が色濃く残っていると言えよう。 しかし随所にある屋根の飾りは、誠に素晴らしく鮮やかであり、台湾の様式が、表現されている。 屋根の色などは、実はタイ国に行くと寺院がこの様な色でやはり出来ているのでその様式が取り入れられているようである。

 

聖天宮の屋根

    しかしこの建物様式は、竜がふんだんに用いられており、各部に昇天を意味するような飾りが多く、絢爛豪華である。 多分雨の日の聖天宮もしっとりとして素晴らしいのではないかと、思うのである。 それにしても、鈴なりとはこの様なことを言うのであろうか? 沢山のオブジェがつり下がって金色に輝き、豪華さはいうまでもあるまい!

 

    よく観察すると、これらの竜などは、総てがブロックごとに削られており、これをつないで、全体が出来ていることがわかる・・・・これはタイ王国の宮殿も色のあせない瀬戸物が、この様に集まって構成されており、やはりそれらの伝統文化が、ここをでも生かされて、集約されている様式なのだ・・・

 

聖天宮屋根飾り

    この人形も、近くで見る限り、日本のそれとは大分異なることが分かる・・・・左甚五郎作の眠り猫など見ると、誰でも分かるであろうが、日本の物は緻密な掘り起こしで出来ていて、比較するに、これとはは、大分異なることが明瞭である。日本文化はやはり独特なのである。・・・・しかし、一歩離れて、見ると、その全体構成の美しさが集約されて、纏められて、非常にそれが映えて、美しい構成物に見えてくるのである・・・・言わば、これらは、、西洋の美学の構成技術が、ここでもかなり色濃く入り込んでいることが伺われるのだ。 誠にすばらしい物の集まりなのである!

      これらの人物も日本のイメージからは、大分かけ離れていることが分かるであろう・・・・右の掛け軸は、中国陶磁の孫悟空を思わせる出来であるとも言えよう・・・・

聖天宮奥の殿

     この奥の殿、本殿は、色がしっとりとした彩りで下半分が構成されている・・・・・これは上部の豪華さを更に演出する方法で東洋では良く色彩的には利用される手法を用いているようである。 何か最初は、日本のイメージで見ると、急に色がなくなって、別の処に来た様な錯覚にも陥るが、全体の構成は素晴らしいものが沢山あったのである!

      ここでは、参拝後に希望で、長い線香を用いてお詣りを行うことが出来るので、興味のある方は、申し出れば、その作法なども細かく教えてくれるので、挑戦してみては如何だろうか・・・・一切、個人情報とか、宗教上の説得などは、ないので、安心して各人の自由に見学、お詣りが出来るので、一度は、ここを訪ねてみては如何がかと思うのである。 とにかく素晴らしい場所であることは、言うまでもない!

周辺探索: 川越の小江戸

     ここに行くには、鶴ヶ島ICを降りると直ぐこの傍に出る。 しかし、ただここだけで行くのは、という方のために、お奨めなのが、川越の’小江戸’ 見学と ’美里の花の里’ を組み合わせれば素晴らしい観光となることと思われる。 ここから、川越の中心までは、車で15分程度であった! すごく近距離なのである。  尚、美里の花園は、花園インターから非常に近い。

     コース: 宇都宮ー足利ー太田ー関越ー鶴ヶ島ICー聖天宮ー川越ー大宮ー東北道路ー宇都宮です。 (しかし、帰り道で分かったことは、意外と東北道だけで、川越に出た方が、時間は短いようである。)

 

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