白河の関

白河の関

20220825: 仙台育英高校の優勝で、白河の関を超えることのなかった優勝旗が、新幹線で白河の関を渡ったということで有名になりました! 奥州三古関のひとつに数えられる白河関と言われ、歴史は古いのです。 義経がここを通った道で、途中花のきれいな、簑沢があります。 昔の人は、平家源氏の壇ノ浦の戦いで有名ですが、こんな場所まで通過したのかと驚くばかりです。  「福島小峰城」・・現在は残念ながらバラ園は閉園してしまいました!

簑沢-5

彼岸花

小峰城跡

 

 「白河の関」は、東山道を旅すれば当然通過するところである。 嘗て、義経が逃げ延びた道筋と言うことで、有名になり芭蕉なども旅立ち、歴史的に周辺では沢山の句碑が、現在も残っており、その面影を今でも忍ばれている場所である・・・・ 白河の関は、現在どのようになっているのだろうかと、最初、福島県の白河市からだんだん宇都宮市の方に降りてくる旅路コースをとったのだった。 実は、私の訪れた年は、残暑が厳しく、暑い夏であったのだが、ここに来てみると、流石に陸奥! 関東と比べて少しは涼冷であり、秋風が吹く時期に、ここを訪れたので、何かあの名句 「秋風ぞ吹く白河の関」 となってしまったのである!・・・・ 今回、私が、ここで紹介するのは、その様子を写真で紹介してみようと思ったからである。 私も今回、この奥まった地方道路を全線に渡って南下したのは初めてであったのだ! では、白河の関とは、どのようなものであるか見てみることにしよう・・・・「白河の関から直ぐ行ける、那須アウトレット!

白河の関白河神社

  今回は、この白河の関に行くのに、高速道路で最初は、白河インターに着いたのだ。 そして、白河城址である 「小峰城」 を見学して、そこから「白河の関」を訪れたのである。 白河市で有名な 「南湖公園」 の脇の道を暫く東方面に向かうと、大きな交差点があり、そこを白河の関は、右折する案内信号が見えてきたのだ・・・・そして、そこを右に曲がてみれば、もう田舎の街道筋であり田園風景が淡々と続いている、車もそれ程混み合っては居なかったのだ。 快適な農道がここから続いたのである・・・実は、この福島県にはいると、歴史遺産を大事にしているようで、案内標識も大きく、殆ど方向を間違うことはなかったのである! また、この小峰城は、予想したより素晴らしく立派で、復元が素晴らしく、環境的には、第一級の建築物と、言えそうである!

 

白河の関を飾る花々

 この時期には周辺が、夏の終わりを告げており、秋色の美しい花々が、道路の周辺随所に咲き乱れ、ドライブは、美しい花の畑のなかを通過しているようであった。 そして間もなく、それ程のいとまもなく白河の関の案内表示が、眼前に突然現れ出でたのである。

白河の関跡白河神社昇り口

 数人の人たちが、私と同じく歴史探訪であろうか、道路脇に車を止めてこの白河の関の説明に見入っていた。 また、白河周辺からであろうか、タクシー利用で訪れる老夫婦の姿もあり、往年の歴史の重さを十分に思い知らされたのであった! 私は、この関所は、かなり有名だったのでもっと険しいところにあるのかとも思ったのだが、それ程、険しい山峡でもなく、殆ど平地であったのには、驚かされた! 周辺は本当に平地であり、どのように迂回するような人達を取り締まっていたのか、ふしぎでならなかった! そして、ここから先の南下する道でも、 それぞれ通過する峠道を見ても、険しいところは無く、どちらかというと、箱根のそれとは、比べる余地もないのであったのだ。 やはり箱根は、天下の険と言うことなのであろうか・・・・

荘厳な白河神社

 参道を古い石階段に沿って登って行くと、そこには「白河神社」が祀ってあった。 昔から共存したであろう古木と神社が、そこには静かに佇んでいたのだ。 往年の歴史を思わせる美しい苔がむしており、それが一層その歴史を物語っているようでもあったのだ! 左の杉の木には、途中から落雷で失ったのであろうか、巨木がブリキ板で覆われて、大切に保護されていたのだ・・・・

 

白河の関と周辺ポピー咲く場所ひな菊と田畑

 これは、白河の関から、少し南に寄った街道筋・・・・もう、この周辺の風景はすっかり秋が忍び寄っている様子であった・・・花の色は真っ赤に燃えており、空気感が素晴らしく感じられたのだ・・・・ 美しいヒナゲシの数々・・・そして、美しい田の草が、その時の自然の雰囲気を自ら言葉で語りかけてくれて、私のこの旅を一層楽しいものにしてくれていたのだった。

 

 さて、ここから栃木県の県境に向かうと、左側に大きな、遺跡の広場が展開しており大きな公園が現れた。 これが、名だたる「白河関の森公園」と呼ばれている物であった・・・・

白河の関公園にて白河の関公園内水車

簑沢の彼岸花

     秋に咲く彼岸花の名所簑沢地区は、最近ますます素晴らしく発展しており那須の観光の帰りにここを訪れる方も多いのです。

白河関の森公園芭蕉銅像と白河の関

 ここは、白河関の森公園という名称が付けられて、奥には芭蕉と曾良の銅像が建立されていた。 静かな公園内には、水車の音色が響き渡りコトコトという音とその清流の流れる音が、心地よく聞こえてくる以外、たの物音は、殆ど聞こえなかったのである・・・・如何に静かな、境地であるか・・・・いや、義経の時代には、もっと寂しい片田舎であったことには、違いないのである・・・・

小峰城址天守閣

南湖公園と睡蓮咲く頃

 では、最後に今回訪れたところの所の、白河に有るお城、即ち「小峰城址」とあの有名な沼、南湖公園の美しい睡蓮の様子をここに紹介しておこう。 尚、今回の旅で分かったことであるが、秋に咲く彼岸花の名所簑沢地区は、この街道を下り、暫く行くことによって左側に見えてくることを初めって知ったのである!

周辺探索:白河の関の森公園、南湖公園、小峰城址那須フラワーワールド小峰城内バラ園那須周辺のランド那須温泉街那須有料道路と那須つつじ鹿の湯温泉殺生石那須つつじ 那須アウトレット

地図:ちず丸へリンク

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