塩原温泉 新湯を歩く

塩原 新湯を歩く                   

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塩原温泉一覧」 ・・★「塩原温泉一覧集

新湯と露天風呂」「塩原足湯」「塩原元湯」  「2013年のハンターマウンティンのゆりの状況」 「塩原古式湯祭り・・20130907−09日間行われる

20151030:もみじライン 那須塩原温泉 現在、紅葉は、大曲あたりが見頃ですばらしい色が見渡せる!

 塩原温泉は、渓谷美の温泉でもある。 それ故多くの文人が、ここを訪れて長期に滞在していたのである。 この渓流の原点は、塩原の山々に囲まれた沢山の沢から流れ出している美しい水の流れである。 さて、今日は、塩原温泉の一番奥に位置した「奥塩原温泉」の新湯の紹介である。 塩原温泉は、車で通過しただけではその味は、完全にはわからないところなのである。 今流行の「湯っ歩の里」周辺を、訪ねたとしても、それは中心部を歩るっただけであり、そのまた奥に、静かな温泉宿群が、沢山静かに眠っているのである。 有る意味では、この地の温泉は、那須温泉の主道から離れた裏側の道に位置する旅館街に匹敵する、素晴らしい温泉街なのである。 今私が、塩原温泉にも、あの草津にあるような独特のにガスを出している、「賽の河原」が実は有って、そこは、傍に行けば、臭くて立ち寄れないくらいの場所が、ちゃんと有るのだ・・・と言うと、本当に有るの? と問いただされるであろう。 本当に有るのだ。  さて、まず先に話を進める前に、塩原の地形概要を頭に入れておこう。 概要図はここから!
これによれば、塩原温泉に入れば、大網温泉、そして、福渡温泉、この福渡温泉が抜けたところの大きな丁字路信号を左に曲がろう、そして畑下温泉の箒側川の流れを眼下に見ながら、新湯まで一本道なのである。

 

 ここで、今日紹介する場所の名をあかせばそれは、「奥塩原温泉の新湯」である。 この温泉、種類は多種にわたるが、全般には、白濁している「濁り湯」が主体であり、往時は飲泉のための瓶を持ち込んだりして、ここから汲んで行き、胃腸の病の病状が好転したという人たちも多かった温泉なのである。 そして、なによりも、ここには、長野県で見るような、外湯が、静かに佇んでおり、周辺旅館に宿泊した人には、無料で解放されているが、有料で誰でも入れる「濁り湯」がそこで待っているのである。 塩原入り口では、混雑しているが、この地は、冬のスキーシーズンと紅葉時期を除けば、それほどの混雑はないのである。 ゆったりと静かに濁り湯の温泉をと言った人には、垂涎の場所なのである。 そして何より素晴らしいのは、ここだけしか見られない源泉の硫黄噴出している殺生河原を見ることが出来るのである・・・・え?・・・塩原にそうした場所があるの?・・・と思われる方々も多いのではないかと思うのであるが、それは現実に見ることが出来るのである・・・・

 

 特に、「むじなの湯、寺の湯、中ノ湯」、等は、多分一度入れば、忘れられない素晴らしい外湯であり、塩原温泉の入り口付近では、(比較して申し分けないのだが)、とても味わえないベストポイントの湯なのである。 もっとも、この地域は、たぶんに秋都下冬にならないと往来が少ないが、現在は有料道路(この新湯までは無料)がしっかり舗装されていて、ほんの30分程度で、この温泉地に着くことが出来るのである。 しなびた湯を所望する方々には「絶対のお勧め」の湯、いで湯の集落なのである。 それと忘れてはならないのが、この地域から塩原中心地に戻り、途中左に曲がって行く、「元湯温泉」である。 この地域には、温泉が3種類も4種類も有って、一軒の宿で3種類の湯を楽しめる宿が多いのである。 勿論、これらは秘湯であり、この地を絶対に訪れてほしいのである。 ここから、塩原で執り行われる温泉祭りの湯は、この地からの温泉湯が使用されているのである。

 

 では、この新湯から、見てみよう。 新湯は、ちょっと駐車場が少ないのであるが、道のあちこちに窪地があってそこが運がよいと車が、おけるので、そこを利用しよう。 もしない時は、傍の店で聞いてみるのがよいだろう・・・・それほど通行量が、多いわけではないので、多分良い駐車場が見つかるであろう。 個人経営の旅館の駐車場は多いのであるが、公共の駐車場が少ないのがちょっと残念なのである

 さて、新湯に到着すると、まずその左側の山肌を見上げてほしい。山肌が大きくえぐられており、そこから沢山の噴煙を上げているのが見えるであろう・・・・あれがこの地の「賽の河原」であり、亜硫酸ガスが常時吹き出しており、時折風の流れによって異臭が漂う場所なのである。 その下に掘っ建て小屋のようなものが見えるであろう。 これが「寺の湯」であり、もっとも道の傍にたてられている、有名なお湯である。 先ほども述べたが、ここは一般には3カ所名湯があるのだ・・・・この寺の湯から、直ぐ反対の右側を見てみよう・・・・小さな看板ながら「むじなの湯」と言う看板が見て取れるはずだ。 

 

 これが有名な外湯であり、それほど白濁はしていないが、その名が何とも人々の心を揺さぶる温泉名であり、実際入って見れば、わかるであろうが、古の塩原温泉のベストプレイスなのである。 多分、大方の方は、この周辺まで来て初めて「塩原温泉の良さが確認される」はずなのである。 因みに、那須の温泉は、どうしてあんなに有名なのであろうか? それは、あの「鹿の湯」が素晴らしいからである。 しかしあれと同じ情緒を放って湯煙を上げている素晴らしい、ここ奥塩原の湯は、まだ人里離れた場所に、静かに佇む本当に素晴らしい湯なのである。

 さて、この新湯にある「むじなの湯」は、少し坂を辿らなければならないので、足の弱った方には、ちょっとつらいかもしれない・・・・そのようなときには先ほどの寺の湯の先に直ぐ左に曲がる道があるだろう・・・・ここを左折して8メートルも行かないうちにその左手を見上げてみよう・・・・先ほどの賽の河原の場所が、ありありと望めるではないか! こんな場所が、塩原にもあったと言うことに、驚きを感ずるのは、多分、私ばかりではないだろう。 その下に、これも古い形の湯の小屋が建っているのだ。これが、「中ノ湯」である。 ここから見る山の上には、神社が祀られており、そこから配湯されているのだ。 野趣満点の周辺構成である。 私が思うにここは、あの東北で有名な、秋田の入湯温泉と々ムードなのである。 都心からそれほど遠くはない場所に、このような良い温泉が有ることを、もっと知っていただきたいのである。

 

 そして、この小屋状の中に、あこがれの濁り湯が、現れるのだ! これが、上のがれきの場、賽の河原から直通で、引き湯している温泉なのである。  ここは、私も大好きな温泉であり草津の湯を思わせる白濁の温泉であり、長時間はいると指の皮が、少し、しわが出るような感じの温泉であり、殺菌料満点である。 これは飲泉が出来たかどうか忘れてしまったが、素晴らしい温泉であることには、違いないのである。 ところで、この隣に少し高い位置に現在、外湯が出来ているが、これはその前のホテルに泊まらないと入れない同様の外湯温泉施設なのである。 嘗ては、なかったような気がするが、今は素晴らしい温泉施設が、ここにも出来ているのには驚かされるのである。

ユリの綺麗なハンターマウンティン

 さて、温泉ばかり説明していると、その他の新湯の探索場所に行けなくなるので、この道をさらに奥に辿ってみよう。 ここには温泉神社があって、この左から、あの賽の河原に行けるのであるが、現在ガスが多いので立入禁止となっているので注意されたい。 さて、この温泉神社ちょっと石の階段が幅が狭いので、上るのにちょっと、登りずらいが、中央に手すりが完備しているのでそれを伝わっていけば、大丈夫であろう。 結構急な階段なので気をつけて行くと、そこには、ほこらが有る。 結構立派な温泉神社であり、どこの温泉もこの様な形の神社が有って、皆に大事にされているのである。  いかに地元の方々とこのような神社が深く結びついているかがよくわかるのである。 尚この神社横から探索ハイクコースも有るが、これは、また別の時期に紹介しよう。

以上、この周辺の探索は、歩くのにゆったりとして一時間程度であり、温泉を入ればその時間が必要と言うところである。 暇が有ればこの周辺に旅館が10件程度あるので、宿泊してはいかがだろうか!

 

さて、右の写真は、ユリの満開を迎えたときの塩原ハンターマウンティンである。 まだ、ご存じない方も有ろうが、ここは冬のスキーのメッカであり、夏はこのように花で多くの客が訪れるのである。 そして、この新湯温泉から、車で目と鼻の先なのである。

ここには、新湯温泉から鬼怒川方面へもっと山を登り、終了道路のゲートをすぎると直ぐに左側に花で飾られたスキー場入り口が現れる。 その入り口から直ぐ駐車場であり、後は花を見ながらのフラワーリフトで頂上目指して行けば良いのである。花と温泉の組み合わせも素晴らしいものと思うのである。

さて、ここで最後のなるが、塩原温泉は、どの山にお世話になっているのだろうか? 実は、この山並みは、高原山にあってこの地の入り口が、この山の東側で、この塩原温泉があり、山の繁多小川のいわば西端には、驚くなかれ、あの川治温泉、そして、鬼怒川温泉が控えているのである. そして,今回紹介した,この新湯温泉,元湯温泉,そしてユリの花の美しいハンターマウンティンは,この高原山の中央部に位置しているのである. 本当に恵みの多い山なのである.ちょっと反対側を見れば名水で有名な,尚仁沢の名水湧出場が有ったり,同じく,尚仁沢名水公園があったりして,名水に浸れるのである.

 

その他、 「新湯最近写真紹介」、「塩原温泉秋を満喫!」、「那須の初秋を満喫!」、「日光秋を満喫!」、  「歩く一覧」は、こちらから!| 塩原から矢板への裏道案内塩原畑下温泉紹介畑下温泉の露天風呂と秋

 

(注記) 下に紹介している 「塩原の散策紹介地図」 と次の 「写真集」 には、各リンクがあります・・・・マウス移動してクリックすればその各の場所、好きなところに行くことができます!   塩原温泉郷の概要を、十分お楽しみ下さい!

           
塩原温泉郷秋 塩原の秋紅葉美 塩原と箒川渓谷
塩原とユリの花咲くスキー場
塩原むじなの湯 塩原妙雲寺と牡丹
           
塩原足湯・湯っ歩の里 塩原足湯の里・湯っ歩の里 ハンターマウンティンとユリの花咲く頃 塩原大網温泉周辺 塩原探索 塩原畑下温泉と紅葉
           
  

塩原温泉は、四季にわたって、素晴らしい温泉地なのです! 箒川のせせらぎ沿いには、素晴らしい温泉の街並みが、続くのです。 一度にその全部の温泉を見ようと思ってもそれは時間的にも無理なことでしょう!・・・・
さて、新たに、「温泉を歩く」 と 「湯っ歩の里」 周辺ガイドも出来ましたから、是非ご覧ください! そして、温泉周辺を散歩がてら、色々な美しい風景、そして雰囲気も楽しんで見て下さい。 そして、塩原温泉の醍醐味が、そしてまた、素晴らしさが自然と分かるはずなのです!


 

 今回紹介した歩った場所は、それほどの距離ではないが、もし元湯温泉の方まで歩くとなると、結構、距離的にはあるので、注意されたい。 やはり、そこまではする間の旅がよいでしょう。 ただし、この元湯温泉は、川の流れの静かな場所であり、何ともいえない雰囲気が漂っている場所なのである. 一例を挙げれば,この元湯温泉の素晴らしいところは,冒頭紹介してあるが,温泉が鍾乳洞のように固まって風呂の周辺に付着しているような,こくのある温泉,それは,良く行くえびす屋などの旅館の風呂であろう! ここは湯治をやっているので,さすが古さと安さがが売りもので有るのだ.とにかく,この周辺の温泉は,ピカイチであり,多分,皆が訪れれば,私の勧める意味(良さ)が分かって頂けるはずである.

 

塩原新湯温泉地図