大谷観音

大谷寺

   宇都宮市の北西に位置する大谷は、その特産大谷石で有名なところなのです。 嘗ては、この大谷石を用いて帝国ホテルの玄関先がこの石で作られていたことを思うと、素晴らしい芸術的な建築素材でもあったといえるのです。20130412大谷資料館 坑道内紹介 

  • フェスタ イン 大谷」ヶ、始まり9/5−6日と行われている。 会場には足元などを照らす照明器具石明かりやフェスタ会場で大谷石の細工体験をする子どもたちが多く体験している・・・ 石の里?宇都宮市の大谷とその周辺地域を外にPRするイベント 大谷景観公園 と呼ばれる平和観音のある広場で行われている・・・
  •  ここ大谷(おおや)には、大谷観音という有名な寺があって、とても古い時代からの歴史的遺産なのです。 ところで後から紹介しますが、大谷観音といったときには、この古い寺の中に大谷石の面に刻まれている観音様を意味しており、大谷観音には、戦後平和を祈願して出来上がった大谷石の直立した大谷平和観音像が、あるのです。 ☆☆ 「大谷周辺の梅咲く頃の探索」 関東の大鍾乳洞 「不二洞」
    ⇒ 「次の大谷情報へ」

     

     この二つが、どうも紛らわしいのかも知れません・・・・ いずれにしてもこの観音様は、間違って訪れたとしても目と鼻の先にあるので、距離的にそう問題は無いのですが、ここで紹介しておきましょう! 実は、この紹介ページは、先日まで、大谷とその周辺、大谷寺と大谷石というテーマで扱っていたのですが、今回の改訂で、大谷観音という第二変更いたしました! この方が色々なテーマを扱っていけるからに他なりません。 では、ここで、この大谷観音を見て参りましょう・・・・

     

    大谷観音

      周辺大谷石で囲われたまるで昔の言葉では、トーチカの様な要塞風の石で囲われた町中にある大谷寺です。 決して山の中にあるとはムード的にも言えないのですが、かなり宇都宮市の西北に広大に広がっている地殻の露出している部分であります。 この辺に来ると町中の蔵が殆どこの大谷石で出来ているのです。 
        ここで、一寸栃木県を離れてみればお分かりでしょうが、白い壁に瓦屋根、そして時としては、壁が土壁状の蔵を一般的には、イメージすることでしょう・・・・しかしここは違うのです! この大谷寺(大谷観音)は、坂東19番の札所です。 810年に工房大師が開山したとつたえられており、その本堂は、古代の横穴式の住居でありこの洞窟に包み込まれるように出来ているそうです。 本尊の千手観音像は、日本最古の磨崖仏なのです。

     

       日本最古の石仏という案内に沿って歩くとこのようにしっかりとした道に沿って大谷寺は、あるのです。 この前側には、駐車所があるのでそこに駐車いたしましょう・・・・ ここは、宇都宮市の郊外にある所なので静かでっむかしふうの家並みが沢山残っている場所なのです。 一寸へんぴな場所ですが、逆に観光開発がそれ程されていないので、ムードはかえって、よいのかも知れません・・・・会えに一度紹介しているのですが、この石が全国に販売されていた最盛期には、この力他県への石の積み出しで、トロッコが、走っており何かその警笛が忘れられない音で、非常に元気はつらつとしていたのです! 今はその面影も姿を消してしまったのです・・・・

     

    大谷寺入り口にて

        ここが大谷寺に入る山門です! 重厚な造りであり、奥には、大谷石がまるで蜂の巣のように拝殿に覆い被さっているのが、見えてくるでしょう・・・・あの中に日本最古の大谷石に刻まれた大谷観音が納められているのです。 残念ながら、写真は撮れないので、ここを是非訪れてみてください・・・・このところから直ぐ右に曲がると、この寺の池があって、そこからこの裏山に登ることが出来るのですが、もし時間があればその周辺探索もよいのかも知れません!

     

        この寺の真ん前の駐車場の場所から奥に通ずる道がありますが、おおきなPマークの所を右に曲がると、お広い切り通しに到着します!切り通しと言えば、何か鎌倉にも有名な切り通しがありますが、ここは、大谷石で囲われた区画です。 昔と比べて少し迫力が無くなりましたが、それは、上を覆っていた大谷石がひびが入り危険が出たので、撤去されてしまったようです! それでもその直ぐ見美に大きくそびえ立つ大谷の平和観音の姿は、迫力があって、皆の心を打たずにはおかないことでしょう・・・・ この観音の裏を登っていくと、今見てきた大谷観音寺が手に取るように見ることが出来るのです・・・・

     

    大谷平和観音

        大谷平和観音像です・・・・全部大谷石で出来ているムクの建立物です。 かなり大きいのですが、やはり大谷石で出来ているので肌が荒れているのは、否めないところです・・・・周辺の蔵と同じ材料ですから、色々な色に経年変化していくのです! この観音様は、第2次世界大戦の跡、昭和23年戦没者の慰霊と世界平和を祈りながら着手されて建立し、総手彫りであり6年あまりの歳月をかけて完成した大観音なのです。 高さ27メートル、あり肩越しの展望台からは大谷の町中を展望出来るようになっているのです。

     

        大谷観音周辺は、このように静かな佇まいをしています! ここは春夏秋冬何時訪れてもその環境は、十分皆様を満足させてくれることでしょう・・・ただ、きらびやかな周辺環境では、無いことです。 昔、訪れた場所に、鵜宇都宮市の百穴と言われる石の遺跡がありますが、吉見百穴の岩室観音という場所がありますが、あの場所と比較して、その広大な場所が、多分ここなのでしょうか・・・・又、群馬県に「藪塚スネークセンター」というJapan Snake Center という会社がありますが、この中に、これに似た洞窟があって、戦時中に戦闘機を作っていた洞穴と言うことで、有名です・・・・

    大谷石の町並みにて

        大谷石の町にはいると、石切場から取ってきた石を加工する店が至る所に現れます・・・・本当のことを言いますと、石の加工店は、意外と大きな通り筋には無くてかなり奥まった場所にあるので、きっと来ても、初めての方々には、見つけられないかも知れないのですが・・・奥に見える山が、多気山になります。 ここから3キロぐらい先にろまんちっく村はあるのです!

    周辺民家と直ぐ傍に佇むこの観音群が、きっと他県から訪れた場合には、魅力的なのかも知れません! 町中全体が大谷石で出来ているのでその点では迫力満点なのです・・・

    大谷の町中にて

        一寸、大谷の町中を見てみましょう! こうした石が周辺全体を大手いる町であり、一寸変わった風格の町なのです。 ここが一番のメインの街道筋といえる場所であり、昔は石切で沢山の人が働いていて、活気を呈していた場所です・・・・この写真の左側は、姿川が流れているのです。 (この岩の直ぐ下を流れる川は、最後は、小山地域で、思川と合流するのです)そして、その場所に、大谷景観公園が、目の前で石を鑑賞できるのです。  その上の山は、御止山と言われて、上を探索することが出来るのです・・・・
         この写真でも見えていますが、左に2階建ての家があってその左に白色の橋が見えるでしょう!・・・・そこを200めーとるほどゆくと、大谷資料館に到達するのです。 ここは、大谷石の近採掘現場の跡であり、広さがなんと2万平方あって、平均値か30メートル、最深部は、60メートルと言われているのです。 平均気温が8度であり、いつもひんやりとした感じであり、最近では映画の撮影場所、そして色々な催しが行われ、うまくいくとそうした、催事を見ることが出来るのです。

     

    大谷石と生活風習

        では、最後になりますが、この辺の石との生活風習を見てみましょう・・・・昔からの生活で大谷石を取った後にこのような生活空間があるのです・・・・このように石を採った跡がそのまま残っているのが、露天掘りであり、実際は江戸時代から掘っているので、地下の石堀を続けた歴史的な場所がこの地域の随所にあるのです・・・・そしてその場所を今では観光の紹介として、石切り場の紹介として、大谷資料館があるのです。 この周辺は、今までの紹介でもお分かりのように約3キロに渡って奇岩が露出しているのです。 そして、奇岩に生えた松と調和している様は、陸の松島と呼ばれるゆえんとなっているのです。 平成18年これら御止山と越路岩は、国の名勝地として指定されたのでした・・・・・               「大谷紹介一覧」  「大谷を歩く」 も参照下さい!