日光連山

日光への道 

 「日光連山」を望むには、宇都宮近辺から今市周辺までがいいのかも知れない! 参考関連情報:「宇都宮市から見る風景 一覧

 というのは、栃木県の県境へ首都圏から入った近くでは、ちょっと山が遠いからである。 毎年、北関東の宇都宮市内では、早春の雪が、2回から3回程度は、降るのである! そして、その後は寒い日が、続いていてしまうのが常である・・・・というのは、道の脇に雪が堆積してしまい、そこを風が伝わって流れ、冷えて底冷えとなるからである。 しかし、この雪が降る頃には、「里雪のシーズン」入りであり、春が近い証拠でもあるのだ! そして、この時期に、周辺を探索し、良い風景を見つけて歩き、周辺を観賞するのには、大変ではあるが、それだけの価値が、十分にあるといっていいのだろう。 

今日は趣向を変えて、私が雪の日に、この北関東周辺から、今市、日光まで訪れ、日光連山を撮影した数々の写真の中から、美しい私の好きな写真を、ここで紹介して行こうと思うのである。 多分、宇都宮市内から今市、日光と各地域までの包括的な紹介になってしまうかも知れないが、雪を追ってのここ、宇都宮市内から今市、日光までの日光連山を含めての様子が、どのように変化していくのかが分かるので、その筋の興味を抱く方々には、非常に興味深い写真介となるのかも知れないのだ! 「那須連山初雪

 

市内初雪の朝

 先ず市内の風景のトップは、鹿沼、都賀地域を望む遠望風景である・・・・ここ、「遺跡の広場」周辺は、平らな田園風景が広がり、遠くの見える風景遠望のベスト地域である。 やや地形が高台になっているので、非常に良く鹿沼地域が展望できるのである。 この日は、もう既に雪が溶け始まったのか、この周辺では、余り雪が見られなかったのだ!・・・それにしてもこの周辺は、春とも成ると、黄色い菜の花が点々と咲き、美しい旅情を誘ってくれるのである。 ここからなら、鹿沼市のさつきセンターも比較的近くにあるのである。

 

市内風景雪の野原

 宇都宮市近辺の雪は、この時には数センチであったが、都内などでは大変な交通渋滞が起こったと報道されていたのである。 年々この雪も少なくなり、貴重なものになってしまうのかも知れない?! 今年2009年は、十日町でさえ、降雪が少なく、雪の祭典が出来ないとの報道であった! 温暖化は、だんだん近づいて来ているのであろう・・・・

 

宇都宮市内雪降る

 雪が少ないとはいえ、市内の裏道に入ればこうした凍結した場所が至るところで、見られるのが宇都宮市内の特徴!・・・危険危険! 昔ある公務員の人が、話していたが、宇都宮は、朝と夜の温度差が10度以上あって、富山当たりから来たとしても、夕方から寒くなり、特に夜は、本当にシンシンと寒いのである、と・・・ そして、他方、昼の温度が、これまた急激に上がるので慣れないと生活しずらいと、言っていたのを思い出すのである。 確かに、寒中のシンシンとした冷たさは、首都圏に住んでいる方には、分からないのかもしれないのだ! ここは、あの大谷石で有名な地域に至る裏道である・・・・今ではこの直ぐ傍を東北道が突っ走っているが、その音が聞こえてくる場所でもあるのだ・・・・この周辺は梅の花が春には咲き乱れて美しい、花園となるのである。 しかし、残念なのは、奥の建物は、2008年で倒壊して、今は、トタン屋根になってしまっていたのだ・・・・

 

田園と雪男体山を見る

 こうして、市内風景を纏めてみると、その土地その土地での風情があることがよく分かる・・・・本当に、こういう風景を見ると、関東平野であり、周辺に何もないことが分かる・・・・ある人曰く「市内には、竹藪が多く、何か森がぽつぽつととあって不思議だ」とか! 他県から来た人から見た情感であるが、言われてみれば、確かそのようなところが、多いのかも知れないが、近年、竹藪はどんどん開拓されてなくなって行くのが寂しい感じもするのである。 男体山が良く見えている場所は、この近辺でも少ないのである。 手前の山が、邪魔をしているからである。

 

大谷地域からの初雪風景

 いつも見慣れた風景でも、雪が降ったときには、何か新鮮な感じを受けるのであるが、如何だろうか? 山の木々が、やや赤色を帯びてきている・・・・と言うことは、もうすぐ春が来ると言うことである・・・・これが、長野方面だと、雪が溶けて、杉の木に変わる檜が、緑色で挨拶してくれるのであるが、関東周辺は、杉の木が真っ黒に変色していて、これでは、良い絵とか写真には成りずらいのである・・・

 

大谷石の蔵見える初雪の日日光連山を望む

 遠くに見える山は古賀志山であるが、この辺から見るといつもこの山は黒く迫力がある山である。 美しく輝く山とは言えないまでも、市内のシンボルを背負った山なのである。 休日には、沢山の人が、この山を登山するのである! 近くには、大谷、多気不動尊などがある、美しい観光地でもある・・・・

 

絶景の道

 宇都宮市内から見る日光連山もここ古賀志山の西側まで来ると、今市の近くになって来る故、急にその姿が荒々しくなってくるのだ!・・・ とくに、ここ古賀志山の山麓を走る県道を過ぎる頃から、急激に山の姿が、大きくなり輝いて他県から来た人達には、おお!・・・・日光連山が近づいたと言うムードがかもしだされてくるのである。 ご承知のように、今ではこの道の周辺には、リンゴ、梨を作る農家が多くなり、リンゴ街道とも言える日も近いのかも知れない! ここから少し先に行くと、JR日光線の、文挟駅が近くである。 しかしそこからは、杉並木が見えるばかりで、山を見る事は出来ないのである。

雪山の見える場所

 私は、日光連山を見るにはここがベストであるといつも思うのである・・・・ ここは、古賀志山の南を今市に向かい、暫く行くと道がY字路になり、そこを左に大きく曲がるとこの位置に来る・・・そして直ぐに前方に大きな山が見えてくる・・・・特に2月頃は、残雪も多く本当に迫力がある山並みが鑑賞できるところなのである。 ここは、今まで車を駐めるところもなかったが、最近は、農地改良が施されて絶好の道が左右に走り自由に展望できるのだが、残念なことは、この山の見える範囲が狭いと言うことなのである。

日光連山と民家1今市より女峰山を望む

今市にて

 だんだん日光の今市に近くなるに従いこうした、迫力のある山が、鑑賞出来るようになる。 ここは、今市の中心に近いところであり、さすがに雪の量も多くなってきているが、それにつれて素晴らしい、山が見えてきているのだ!・・・多分この風景は、あまりにも素晴らしいので、多分、写真では表現出来ないのであろと思うのだ!・・・因みに、此路の右側には、日光街道119号線が走っていて、杉並木公園が、近くにある場所となる・・・・大谷石造りの農村田園風景は、多分他県とは、異なる独特の風習を感じさせてくれているのである。

日光市より雪山を望む

 さて、今日の旅も、日光市まで来てしまった!・・・ここはご承知の日光インターから下りたところである。 と言っても少し山を登らないとこのような風景は、見る事は出来ない。 此路を登れば、小来川方面への道となるのであるが・・・・しかしここが女峰山を見て最も迫力があるところであることには、間違いない!この場所は、 何時の季節に来て見ても、ここの場所から見る日光連山の迫力は、格別であり、何時訪れても迫力満点である事は異論がないだろう! しかし残念なのは、高速道路では、この周辺は、トンネルの中なので何も見えないのが常である。

     参考追加: では、以上のような風景を見てもっと迫力のある場所と言われるとやはりそれには日光を登るか、あるいは、意外と近くで迫力がある場所は「那須地域」と「白河地域」である。 この地域を訪れるとその那須地域の全貌を見ることが出来るからだ・・・そしてもし訪れるのならば12月でなく雪の多い2月ころが最高の時期となる。 この時期になれば日も伸びて来てしかも要項が暖かく感ずる時機到来となるからである! 日光地域の冬は男体おろしの風が吹くのでとても寒く(まあ、そう言っても群馬県のカラ風ほどではないが)交接すると何日も道路が氷ついて溶けないのである・・・では、最後になるが、日光だいや川公園周辺の勝手の美しい風景を紹介して終わりとしよう!

初雪かぶる日光連山と民家

今市を抜けて少し日光よりに進み裏街道に出ると山がよく見えるところがある・・・・というより山が大きく見える場所がある。 そういう裏道にはこうした静かな部落風景がある。 そして南天の実がこの初雪に負けず劣らず咲いており真っ赤なイメージをもり立てていた・・・・こういう時期こそ温かい暖色が欲しいのであるが素晴らしい贈り物であった! 日光連山は少ししぐれかかっていたが・・・・

女峰山の見える場所

日光市内にはりるともう山が近く強大である・・・・本当にカメラの標準でも入りきれないほどの迫力で雪山が迫ってくるからすごい! 女峰の美しい山肌がすばらしい・・・・

日光連山の見える場所

最後にもう一枚・・・・・これもいまいちのインターから少し南に折れた場所・・・・東武電車の走る路線のより少し北寄りに裏道が走っているがこの場所の日光連山の見栄えは天下一品である。 しかし電信柱がいたるところにあるのでこれには参るが・・・・

 

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