小来川とその流域風景

小来川錦秋の時期

     今市または日光から山越えをすると,この静かな山村である小来川地域に出ます・・・・・そして最近では、バイクなどで通過したり涼を楽しむ人達が多いためにために、オートキャンプ地も出来ているのです。 自分の庭を広くとり、その中に水道を張って、キャンプが出来るようにしたり、キャンプが出来るようにしているわけです・・・美しい農村地帯に突如現れたライダーパーク! 何かおもしろい組み合わせでしょう。 これも現代の流れなのでしょうか!・・・・ 最近は、この小来川に沿って出来ていた農村道路などが幅広く改良されていて何か見たこともないような、綺麗な橋などが架かり、ドライバーには、大変重宝されています。 今から20年以上前でしょうか、ここを初めて訪れた時には、自然が沢山あって本当に美しく感じられました・・・しかし今はかなり荒れてしまいました。 これも過疎化の影響下でしょうかそれとも、近代化の影響なのでしょうか・・・・それでも、まだまだ美しい自然風景は、手を付けられずに厳然とそこかしこに残っていることには代わり有りません。 そこで今日は、さんかんちと部落周辺を折ってみてみましょう・・・・どうぞ皆様も一度は訪れてみては如何でしょうか?

   ☆☆☆☆ 最新情報: 日光例幣使そば街道>第一回 あるってみんべ!小来川!!・・・来る20121118日に行われる「秋の紅葉を見ながら名所をのんびり散策、お昼は小来川の新蕎麦をどうぞお楽しみください」の行事です。 皆さんお誘いの上お出掛けください!

 

小来川探訪

     この小来川地域は、日光の連山に囲まれた場所であり、どちらかというと温暖な山間地です。 日光精銅所の所から裏道で山道を登ることが出来ますが、一般的には今市からか、古峰ヶ原、そして鹿沼地域から行くのが最も楽な方法です・・・・変則的な道ならば、下野大沢当たりから入り込む道もあるのです・・・・道としては地形の複雑さからしても恵まれている山間地なのでしょう・・・・

 

     この時には、今市側から小来川に向かいました・・・・いつも通過する道を進んで行くと紅葉は絶好調でした! 多分こんない美しい紅葉は他では見られない様相をしていたのです・・・・比較的深遠な静かな場所であり、特に晩秋の美しさは抜群なのです・・・・車の音はせず、ただ渓流の流れがこだましています。 嘗ての詩の一節 「山の静かな・・・・・・」 という様にと言った感情にぴったりの場所なのです。

 

 

     稲の刈り入れが終わった後の黄金色の稲刈りすぐ後の状態でした。  これは小来川から日光方面を見ているのです・・・・ 遠くのあの山を抜けると日光足尾街道筋に抜けられますが、この山道は嘗て抜けたことが有りましたが、本当に大変なところでした。 あまり展望がきかないのが、残念なところです。 ただショートカットには最高です・・・・多分ライダー好みの道なのでしょう・・・この写真のすぐ左側に小来川が流れています。 そして、このすぐ下に有った昔の橋は、今では、新しい橋に換えられてしまい過度にあった民家も取り壊されてしまいました・・・・周辺のムードはすっかり一変してしまったのです!・・・・歴史を残す美しい民家と竹藪も一緒に消え失せたのでした。

 

     山里風景には、こうした場所がムードがあるのです・・・・お分かりでしょうか? 最も道で効果があるのが高くそびえ柄経つ半鐘台なのです・・・・例えあの鐘が鳴らずともこれらの半鐘台は、歴史と共に歩み道を通過する人を眺めてきているのです・・・・本当に美しい場面を展開してくれているのです・・・・そう言う点では舞台の小道具なのかも知れません・・・・それにしても真っ赤に紅葉した木々、裏に対応する杉並木の緑、確かに綺麗なコントラストなのですが、春には、杉の花粉で本当に困ったものです・・・・

 

 

    これは、この小来川のやや鹿沼寄りの方にある渓流とその石畳です。 ここは家族つれで沢山の人が夏に来ているところです。
この写真では、丁度逆光になったので、ススキなどを入れて秋のムードを高めて撮影したのですが・・・・ 大きな岩盤が、有るのが見られるでしょう・・・・そして、それらの間をぬって、水が流れ行き、最後には、思川に流れ込んで、関東平野を下って行くのです。

 

渓谷は、この地を旅すれば至る所から見ることが出来ます・・・・静かな流れ、荒々しい流れと色々な条件で流れていきますが、見る場所は、やはり限定されます。 それは、木々がこんもりとしている箇所があるからです・・・・なかなか、そう言うところは太公望でないと降りては行けないものですからね・・・・

小来川渓流の秋

     大きく道が回り込んで道路が少し広くなっている場所がありました・・・・そしてそこには適切な間隔で石が転がっていて風景を美しく飾っていたのです! しかも紅葉した広葉樹が沢山まとまって入るではありませんか・・・・あまりにも植林で自然を壊してしまった関東地域ですが、見つけてみればまだまだこうした美しい紅葉を楽しめる場所が残っているのです・・・・

本当にこの日は紅葉が美しい日でした・・・・明日はまた変わってしまうだろう日々の自然の移ろい・・・・これを繰り返しながら、冬へと季節はまっしぐらに走って行くのです・・・・

小来川渓谷にて

     この辺の岩石は有名な石ではありませんが、小川と渓谷にはどうしても必要な組み合わせです。 紅葉した葉が落ちて既に茶色に変化している様子も見られますが、自然が調理してくれた秋色の美しいお膳立ては、人の心を強く引きつけてくれるのでした・・・・

これらの写真から小来川周辺の美しさがお分かりいただけるでしょう! 小川のせせらぎと言った静かな流れの自然がいっぱいの小来川地区・・・・興味があった人は、一度お訪ね下さい・・・・この地の紅葉は比較的遅いところなのですから・・・・

 

 

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