ビューポイント  元湯温泉  

元湯温泉 景観

    毎年年末から早春にかけて温泉が恋しくなります・・・特に白濁した湯とか、黒色の湯に使ってそのひとときを過ごす・・・そういった感情は誰でも捨てがたいものなのでしょう! しかし白濁した湯はそう沢山あるものではありません・・・そういう中で個々、塩原の基油だけに有る黒湯そして白濁の湯が揃っていることを知らない方々も多いようです・・・今回は、塩原温泉でも、比較的山中にある温泉と自然を紹介いたします。ここは、なかなか人気の場所で、遠方から、来客があるようです。 そういう場所の紹介です・・・

ただ雪が多いので冬季(特に年明けの2月)には十分注意が必要です。 積雪で興味深いことは、北関東では、12月や1月には比較的雪はふらないのです。もちろん寒さは来ますが・・・そして2月に入ると行きがどっと降るのです。 まあ、スノータイヤを履いていれば大丈夫ですが・・・ここ塩原温泉の奥にある元湯では会津と隣り合わせの地形です。 そういう点で雪が多いのです。 しかしなんといっても塩原いちの温泉といえるでしょう・・・・ひなびた温泉といったところですが、年々その古さが失われて近代的になっていってしまいます。 ☆☆☆ 近場の観光: 「那須アウトレット」「塩原のボタンの名園妙雲寺」「尾崎紅葉の畑下温泉」ハンターマウンティンのゆり「塩原秋」「塩原新湯

  塩原温泉の一番奥にひっそりと佇む温泉がある。 ここはどちらかというと余り知られていない秘湯なのです!嘗ては、ここに数十軒の旅館街があったそうですが、今は昔となってしまったようです・・・ 普通は、会津方面に行くときは、尾頭トンネルを通過して上塩原を通過して行くのが普通となるのですが、ここを通ることはないのです。 一方、真冬のスキーの時にもこの道は通過することはなく新湯温泉の道を通過することになるのです。 実は地理的には、この丁度中間に元湯温泉は静かにねむっているのです。 では、ちょっとそこを見てみましょう! 「塩原温泉一覧」 温泉的には、この元湯温泉には、いろいろな源泉があって1件でも種類ものお湯が湧いている旅館などあります・・・・真っ白に堆積した温泉の塊を見ながら温泉に入る気持ちは最高です! ここで最も変わった源泉を所有しているのが真っ黒の湯が出る山田館です。 下の写真で言うと一番奥の一番高い位置にある旅館です。 道は途中から分かれているので少しここからは登らなくてはなりませんが・・・

元湯温泉 全景

     これは、元湯を形成している赤川の上流です・・・・立ちはだかる山の斜面の下にこの元湯温泉はあるのです! 余り塩原というイメージからははずれているでしょうが、この鄙びた温泉こそが、温泉通の通う場所なのです。 ここには、現在も3軒の宿しか無く、特に冬はお奨めの境地なのです。 ここに行くには、木の葉石の2キロ程度上を左折して行く道と、新湯のちょっと下から右折してはいる道の2本しかありません。  道さえ入れば、脇道はないので簡単に行く小田が出来る場所です。 曲がり道の看板標識が余り目立たないので目的を持っていないと過ぎてしまうでしょう・・・・

 

元湯温泉にゆく途中の冬の難関元湯温泉の雪は会津並み 除雪は良い
    

       道はほぼ鋪装が済んでいるのですが、上の写真で説明すると、この左側には坂があってこれがなかなか冬は厳しい坂で車がノーマルタイヤでは滑ってしまうのです。 また、右から来るときも途中に登坂があってそこで滑る方が多いのですが、滑り止めさえあれば、車が通れないというようなことは無いのです! 特に2月にはいると積雪が多くなり、注意が必要になりますが、断崖絶壁が多いというような場所ではなく、普通に注意して走る山道なのです・・・・ここは、山一つ越えると、会津地方であるため積雪が多く、何か、山形県の秘湯温泉のような感覚です。  温泉の湯量も抜群ですが、あまり奥に有るので認知度は低いのですが、穴場なのです(最も最近では、秘湯ブームに乗って来所する方々が増えております・・・) 塩原の古式温泉祭りでは、ここの白色の硫黄泉が用いられます。「 元湯温泉紹介2

 

元湯温泉の途中の道と雪

     ざっとこのような除雪はされているのですが、確かに滑るときには、注意が必要でしょう・・・・しかしここではいる温泉の素晴らしさは格別であり、下の塩原温泉の様子とはかなり異なり、硫黄泉なので素晴らしく暖まり秘湯の感じがあふれ出ているのです! また最近では、この地の黒ずんだ硫黄泉が有名になっており、天候などで色が変わるというお湯が人気になっているのです。 源泉からの湯が一つでなく多種あるのでその風呂を浴びることが出来るのですから、温泉好きには答えられないのです! それ故、私もこのような雪の中を通ってしまうのが常なのです・・・・「名産品」 「栃木イチゴ狩り

 

元湯温泉 途中の道 日当たり場所は、それほど雪はない元湯温泉 周辺の雪は2月が積雪多い

下にある塩原温泉のまちなかでは、白濁した源泉は望めません。 しかしここと新湯は別格です・・・・白濁の湯の外湯もあるので試してみてはいかがでしょうか・・・・もちろん日が入り入浴も受け付けていますが、午後3時近くになると断られる場合もあるでしょう・・・・

元湯温泉周辺に広がる雪の山々 那須連山方面を見る

     2月の周辺の様子です・・・・このような展望の良いところが至るところから見て取れるのです・・・・あの山の奥は那須方面になっているのですが蛇行する道は、勝手自衛隊が掘り進んだ塩原と板室温泉を結ぶ道路だったのですが、現在は自然破壊と言うことから建設が停止されてしまいました・・・・塩原は、中心地に、安い露天風呂が多く、そこに入浴して帰ってしまう人が多いようですが、どうして、ここの温泉は、箱根あたりに匹敵する素晴らしいお湯が、こんこんとわいております。    特に冬季は、ここにあがってくるまでに、周辺の雪景色がきれいなので満足出来るでしょう。 車に乗っていても、春秋冬と、この季節ならば雪が無いときならば、絶対にお勧めでしょう。 勿論、夏場は、夕刻ともなれば、冷気が、充満いたします。  「塩原畑下温泉紹介

 

塩原温泉の奥には、藁屋根民家が昔の生活を色濃く残す

     塩原温泉の木の葉石を少し登ると箒川畔の対岸に今もある民家、わら屋根です。 ちょっとこれを見ると雪は内容ですが、この紹介画像は同じ時期のものです! 如何にしたと山中では気候が異なっていることがうかがい知れるのです・・・・下に概要図を示しておきますが赤い丸は景観が良いところが多い場所を示しています・・・・特にこの民家は遠方から画家が来て描いている時をよく見かける絶好の地域です! 「花とドライブ情報」 現在3軒の旅館が営業していますが、一番上の写真の場所(橋の所)からは、奥の真ん中右側の「源泉館」、そして一つ手前の「えびすや」そして「一番上の奥の大出館」となっています。 大出館は、ここからは行けないので、先ほどの道を右上に少し蛇行して上り詰めて左に曲がって暫く行くと到着することが出来ます。

 

 この温泉は、一旅館で色々な風呂があることが特徴です・・・・関東にこんな近くにこんな素晴らしい東北並みの温泉が出ているのですから、」知れば知るほど素晴らしいところなのです。 最も特徴のあるのがこの一番上にある大出館でしょう。珍しい黒色の湯(墨の湯)が湧きだしており、また五色の湯と呼ばれる色が日々刻々と変わると言われる源泉湯です! 多分塩原では、一番素晴らしい人気の湯に違いないでしょう・・・・長野県でも五色の湯と呼ばれる湯色が変わるという温泉がありますが、今では、超人気で大変なようです! それが栃木県内にもあるのですから、驚きでしょう・・・・

     そして、付け加えると、新湯も硫黄泉で素晴らしいのです! こちらには外湯があって沢山の人が楽しんでいますが、むじなの湯寺の湯などがあって、来る人を楽しませてくれるのです! そして、塩原では唯一賽の河原が見えるところです・・・尚、ここ元湯には、外湯はありませんので念のため! 下の案内で鶏頂山方面とありますが、これがハンターマウンティン方面への道のりです。 新湯手前で小さな案内板があって右折することにより元湯に行けます。また塩原から尾頭トンネル方面の奥塩原の手前から橋を割ったてすぐに左折しても行くことができます。

 

元湯温泉地図