私が、増富ラジウム温泉を知ったのは、確か、長野から中央高速で南下して、諏訪インターを過ぎそして桃の花が咲いていた一宮近辺を多分通過したときと思う・・・何かラジウムの温泉が出ているところがあるというのである。 当初地図を見るとかなり山奥で、これでは簡単に訪れることは出来ないと思ったからである。 それから数年したある時、八ヶ岳連峰の美しさが私に迫ってきたのである・・・・何もこの時はじめてみる八ヶ岳ではなかったのであるが、これを見ようと決心したときに、ふと、地図上で道を辿ったときに、信州峠と言う道を発見したのであった・・・・この時何かこれは歴史的な街道筋であり、古くさい細い道という予感さえしたのであるが、この周辺は野辺山駅があって、何か八ヶ岳を展望するには、素晴らしい地域と感じたからである。 そして、尚調べてみると画家がこの周辺の信州峠で八ヶ岳の美しい山の絵を残していることからも、素晴らしい地であると思ったからなのである。 実際に訪れてみるとこの地域には知られていない温泉が多々あって、何処に泊まるにしても、素晴らしいいで湯の里が待っていてくれることが伺い知れたのである。そして分かったことは、天皇陛下が、このラジウム温泉に宿泊されて、甲府のお手植え際に参加したことを、知り得たのである・・・・そう、この美しい瑞垣山の麓が、天下名高い温泉「増富ラジウム温泉」なのである。
信州峠を甲府側に登るとだんだんこのような農村風景が続く・・・それほど峠と言っても深いところではないが、展望が利く道である。 しかし高い山は近くの山で、じゃまをされてしまい、見ることは出来ない。 屋は路上の写真が見て取れる、瑞垣山の見える場所が素晴らしい場所である。 しばらくここに滞在したいところである。
この信州峠の北側に白沢峠という道があるが、この峠から望む八ヶ岳は素晴らしい展望であった。 しかし残念ながら少しガスが多く、良く望むことが出来なかったのである。 しかし雲の切れ目から見られた山肌は紅葉しており素晴らしい色を呈していた。
信州峠は、野辺山から東側に降りて行き、道が異なるわけであるが、この地域は、秩父に行ける峠道と、甲府に行く道に分かれるのである。 当然今回は、この信州峠を使用したわけであるが、別の秩父方面への道は、細く千尋の谷間に降りて行くような道なのである。
八ヶ岳が、この周辺からも望めるかと思っていたが、ほとんど見ることは出来なかったのだ。しかし八ヶ岳周辺を物語る広大な農村風景が見てとれたのだった。
しばらく信州峠を走ると、平地に成ってくるが、村のあちこちに小さな渓流が現れてくるのだ・・・そしてこのような流れが、最終的には増富温泉の周辺を流れる素晴らしい紅葉と渓谷美を作り出しているのである。 確かにこの増富温泉は、或面でラジウム温泉と言うことが打ち出されているが、どうして、この渓谷紅葉と瑞垣山、そしてその他の山々に登るための山岳愛好者の登山ベースの役目もしているのである。
もし皆様がこの地を訪れるときには、山梨県側のみでなく、この信州峠近辺そして、増富の渓谷も是非見て探索して頂きたいのである。 その自然の美しさがきっと分かっていただけると思うのである。 この温泉は、知っている人だけが行く温泉のようで、それほど一般的には、知られていないようである。 それでも昔の温泉がどうなったのかと心配で木にかけていた温泉の名称を見てみると、「山の工事をしている人の話では、もうその温泉は、営業をしていないですよ！ という驚くべき返事が書いって生かし・・・それは、金泉湯である。 この紹介ページを見ると、廃業と書いてあります・・・誠に惜しい気がするのですが！
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