小諸懐古園

懐古園

     長野県の小諸と言えば、浅間山と懐古園と言うところでしょう!

先日、有名な永 六輔氏が、亡くなりました。 この懐古園は、そうした人にも関係が深いと言うことがよく分かりました・・・

 また「上を向いて歩こう」は永 六輔氏が戦時中の小諸時代、この懐古園での悲しい思い出から作詞されたということ です 軽井沢を過ぎて秀麗な山の裾野を見る浅間山、そして佐久インターを過ぎると高速道路上からその素晴らしい浅間山の全貌が見えてくる・・・・それもそのはず、高速道路はここから浅間山を目指して走っているからなのです。 そして直ぐのインターが小諸のインターなのです・・・・ここまで来れば、誰も知っている「小諸なる古城のほとり・・・・」と詩が出てきそうな境地とその周辺の歴史遺産が直ぐ側にあるのです。 実のところこの場所は、何時の季節に訪れても素晴らしいのですが、秋たけなわの頃がきっと静かで、一番良いのかも知れません。 勿論、春は春で新緑が素晴らしく目にしみるような場所でもありますが花々も一斉に咲き誇り特に桜の時期は、見逃せません! と言うわけで今日は、秋の小諸城址を訪れてみることに致しましょう・・・・ 実は、この中のいくつかを一連の「懐古園紹介写真集(動画)」として既に紹介しているのですがここでは、それに付け加えて、スチル写真で、ここに再度紹介する物なのです・・・・

 

小諸懐古園

     ご覧のようにこの写真は、軽井沢のアウトレットから直ぐなので、丁度そこを訪れたときの帰りがけに行ってみたのですが、素晴らしい風景とムードが漂い、やはり先人の美しい詩が出るような場所であることを痛切に感じた次第なのです・・・・勿論、歴史的に鑑賞しなくとも単に訪れるだけで十分見る価値のある場所なのです・・・

 

小諸懐古園小諸懐古園

     先ず一番素晴らしいのは、城郭の入り口の門でしょう。 歴史を感ずるあまり手を加えていない感じの門は、山門と呼ぶにふさわしいと思いました! そこを入ると中には大きな木々が茂り綺麗に公園としてその城郭が整理整頓されているのです。 道には適度な紅葉して落葉した美しい木の葉が一層私の心を秋の境地に誘ってくれるのです・・・静かな環境です・・・・そして、何時しかとなく誘われる一番奥の高台から見る千曲川の流れが丁度俯瞰する光景の中に一点として凝視されてくるのです。確かにここから見る千曲川は素晴らしくなにか、下から見ている川の流れとはうってかわったふうけいなのです・・・・小高い丘の上に出来ている古城ですから、たしかにそれでいいのかもしれませんが・・・・

 

小諸懐古園

     この懐古園の古城にはいる入り口付近には、信州そば屋とか、りんごの農家直送のリンゴ名素季節の果物野菜などが並んでいます・・・・いつの間にかそのような物を身ながら進んで行く感触は、結構歴史を感じさせてくれるのです・・・・

 

小諸懐古園小諸懐古園

     そして中に入ってみると、少し登り坂がありますがそれ程のことはなく直ぐに古城の楼閣跡が現れます・・・・そして古代の歴史をしのばせる石積の史跡が残っています・・・・確かにそれ程手を加えられていないので、その歴史を十分に感じ取れることが出来るのです。 この周辺にはご承知のように上田城も直ぐ側にありますがこれもまた美しく沢山の歴史遺産に囲まれている素晴らしい境地といえるでしょう! また、最近では、世界の音楽家が集い色々な勉強をする音楽村があったり、温泉があったり素晴らしい場所なのです・・・・この両方の白は春の桜の時期は本当に素晴らしく輝く場所となるのです・・・・

 

小諸懐古園

     しっかりとした石畳の周辺を細くコンクリートで鋪装して歩く場所を作っていますがその他は全て往時の感覚を残しておりその木々の紅葉は本当に燃えるようだと言う表現が一番適しているようです・・・・

 

小諸懐古園小諸懐古園

この地を訪れて驚くことは中にある木々の歴史的な成長記録でしょう・・・・・多分、日光の奥にでも行かなければ見ることの出来ないような古木が沢山あって、それが周囲と素晴らしく調和して見える様は、流石に歴史のある小諸ならではの風情なのでしょう・・・・ここからは浅間山はそれ程見ることは出来ないのですが、その後ろに浅間の美しい山すそ野があるその一角にあるこの地、懐古園の美しさが、ひしひしと体で感じられるのです・・・・

小諸懐古園

     楓類も色々時期をずらして咲き、紅葉の色もまちまちであり緑と赤のコントラストは様々です・・・・これから落ち葉が増えることでしょう・・・・その中を落ち葉をさくさくと音を立てて踏みしめて歩く情感は、多分素晴らしいのではないかと想像をしてしまいます・・・・

小諸懐古園小諸懐古園

     この古城を全部見るのにはゆったりと歩きながら約一時間程度ですが色々な付属施設も周辺にあるのでこれらを見るともっと時間がかかるでしょう・・・・

小諸懐古園

     こんなに大きな古木は、街中では見ることは絶対出来ないでしょうがここ信州では今も完全に保存されており流石に素晴らしい場所だと言うことが、お分かりいただけるでしょう・・・・

小諸懐古園小諸懐古園

     このように中にも食事をするような茶屋的な場所があったりして、風情を化もしていますがその他菊の花の展示とか、草花の展示即売もこの中で行われているので、結構中にはいると時間が経つのを忘れてしまいそうになるのです・・・・

小諸懐古園

     小諸城址公園は、このように素晴らしく美しい紅葉を見せてくれました・・・・多くの人がこの美しい秋の一時を身にバスなどでツアーを組んできているのです・・・・とにかく軽井沢からこの小諸周辺までの美しい自然は、誰にとってもかけがえのない美しさを今も尚保持しており、皆を待っているのです・・・・もし時間があれば是非このような美しい場所を堪能しては如何でしょうか・・・・

小諸懐古園

     では、藤村が詠んだ小諸なる古城のほとり・・・・を現在の高台から見てみましょう・・・・ここはこの城址の一番奥にある場所で、ちょっと小高い場所からの眺めです・・・・どのような場所なのでしょうか! 皆、心を弾ませてこの場所を訪れるのです・・・そしてその時、如何に「島崎藤村の千曲川旅情」が、皆の心を打つことでしょう・・・今では、このような堰が出来ていて千曲川の流れがたまっているのですが・・・・そしてここからは、この川の流れが大きく右に曲がりくねって上田方面へと流れ下ります・・・・はっきり言って、この地域が千曲川を望むのには一番素晴らしい場所なのです・・・・少し下り東部町の法へ行くともう千曲川と道路の高さはだんだんと高低差はなくなり、上田、そしてあの有名な上山田温泉の地域に行くともう、その差はほとんどなくなり、鮎そして、雑魚のつけばなど川の流れを利用した独特の魚取りの手法でとられた名産品が、食せる場所へと誘われて行くのです・・・・幻想的な日の光を受けて千曲川は蕩々と流れゆき、何時しか野沢温泉から新潟地域へと流れ行き、その名前さえもかえて信濃川へと変身する川の流れ・・・・それが千曲川の遍歴と真実なのです・・・・もし皆様が新潟港に行って、最後の信濃川の海に至る場所を見たとき、如何にこの千曲川の偉大さを感じるか、もし時間があったらその情感を味わいに一度でも訪ねて行くことをお奨めいたします・・・・多分その広大さに驚き至ることでしょう・・

     この周辺の温泉等: 菱野薬師温泉、中棚温泉、春日温泉、内山温泉、初谷温泉、などであり、小諸、佐久、上田、そして戸倉、上山田温泉がこの近くに点在しているのです。 最も浅間山を目指して登れば、高峯温泉、鹿沢温泉、等々、探せばきりがありません・・・・

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