一枚の写真

一枚の写真から

     一枚の写真という題名で写真を紹介するのは今回はじめてです。 他でたくさん紹介しているページと写真があるのにここでなぜわざわざテーマを一枚の写真に絞って紹介するのかきっと皆様には、わからないでしょう・・・・然しここでわざわざ一枚の写真というからにはその理由があるのです。 まずはしばらくここに紹介する写真を見ていただきたいのです。 下に紹介している一枚の写真・・・そうですこれは綺麗な川べりの写真です。 きっと何の変哲もない写真なのかもしれませんが、この川は、姿川です。 この蕎麦には姿川小学校がありとても田園風景の綺麗なところなのです。 そして注意してみていただきたいのがこの川の左側にある木々の中で大きな木、そう、あの欅の木なのです。 この当時はこうした状況で気が茂っていたのですが今はこのような木はなくなってしまったのです・・・・なぜでしょうか? 

 

それは時と共にいろいろな変化が来るからです。 ある時この川べりを通過したときなにかこの周辺がざわついていたのです。 なにかと思ったら、大きなクレーン車がこの川べりに入り込んでいるではありませんか・・・・そしてなんとあの大きな欅の木を持ち上げて切り取っているのです。 あんなに大きな木が着られる様子はそうは見ることはできないでしょう・・・然しその現実が今目の前で展開されていたのです。 きっとあの木は太いからうすか何かになってしまうのでしょうか・・・・誰かが後ろでそんなことを語っていました・・・・それは歴史的な瞬間の出来事が見えていたのを思い出すのでした・・・・(この写真は、1枚の写真としてその時のものですが何よりもポラロイド写真なのです・・・・色が少し褪せてきたのでこの辺でHPに載せたわけです・・・もうこの姿は、残念ながら見ることはできないのです)

 

姿川流域

     この川、姿川を見ている場所は鉄筋の橋の上からですが、もう十年くらい前でしょうか橋の橋脚の改修で作りなおされたのでした。 そして川の奥をよく見るとなにか木がこんもりとして川を覆っているようですがこれは少し川が右に曲がっていることも原因しているのです。 それにしても木の本数が沢山あったことは否めないでしょう・・・・静かな片田舎の風景、水も静かに流れている姿川の風景でした! 空の青色もなにか川の水目wんに反映して今騒いでいる放射能のセシウムなどはこの時には、全然なかった時代です・・・・何かその頃の時代がなんとなく懐かしく感じられる今日この頃です。 広島に原爆が投下されて60年以上・・・・その頃はきっとこのような科学的な情報はすっかり日本人には隠されておりみな知らなかったということが事実だったのでしょう。 今では、国が一生懸命このへんのことを隠し続けているようですがもうそのようにはできないのでしょう・・・・そういう綺麗な空気と国土がなんとなく昔のことと思えてしまうのが今日この頃の毎日になってしまったかと思うとほんとうに残念でなりません・・・・

 

 

姿川夕景

     姿川を夕景で半逆光で撮影した写真です。 何か印象派を思わせるような空と同じ場所の欅の木が茂っています・・・・こうした写真はだんだんしないでも取れなくなっている今日この頃です。 自然破壊は、進んでいるということでしょう。 これも時代の流れなのでしょうか・・・

 

姿川夕景

   姿川を今度は反対の対岸から見るとこのように見えてきます。 もう木の葉はほとんど見えません。 川の静かな流れが耳に心地良く聞こえてきます。 もうこの時間になると車も人の姿もだんだんと少なくなってきます・・・・鳥、カラスさえ家に帰ってしまったことでしょう・・・・ただ静けさだけが周辺を優しく大手いるだけです。 こういう夕景の日の次の朝は寒い朝になるものです・・・・ここでもやはりあの欅が見えているでしょう・・・・

 

西川田夕景

     ご承知のようにここは、鹿沼への有料道路が、走っている傍です。 後ろ側がここと直角に姿川が流れているということです。 同じ日の夕景です・・・・遠くは鹿沼方面の木々がもう真っ赤に染まって夕景を演出してくれています。 実際はもっと赤い色で強調されるのでしょうが写真ではこの程度の色が夕景を表すのには適切なのでしょう・・・・あまり暗くなってしまっても表現的には、失敗でしょうから・・・・

 

日光連山を望む

     今度は、この姿川(白い道路のガードが見えるところ)を左右に見て日光連山方面を見てみましょう・・・・冬にはこんな姿が出現します。 稲の切り株が田圃の土を覆って来るべき時期まで春を待っている姿です。 この頃はなんといっても素晴らしい残雪のある日光連山がほぼ毎日見て取れる時期です。 ところが春になるとこの山はいつの間にか空気が湿度を含むため反射されてしまい、もう連山を見ることはできないのです・・・・

農家の裏の林

    では、テーマの木を真ん前から見てみましょう・・・・何の変哲もない木の塊です。 田圃の中を歩きながら傍まで行くこともできます! 然しこのへんで見るのが一番でしょう。木ノ葉は全て落ちており青空に枝が細かく見えています。 かなり大きな木であることがお分かりいただけるでしょう・・・・言い忘れましたが、この木の手前すぐには姿川が流れているのです・・・・

姿川流域の散歩

     姿川の林だけ見ていても周辺の様子がわからないでしょう・・・・こういう自然が残っている川の流域です。 かなりまだ開墾ができるようですが、このへんは散策の敵地でありかなりの人が散歩に出かけてきているようです。 車は殆ど通らないからでしょう・・・・

姿川の流れ

     姿川の流域をこの日は見ていますが霞んでいて見ることはできません。 このような状態が夏には多くみられるのです。したがって遠くの日光連山などはここからは見ることができなくなります。

姿川周辺と空に浮かぶ雲

     ある日の雲の様子です・・・・夕景とはだいぶ趣が異なります・・・・それにしても迫力のある雲なので残しておきました・・・・

姿川流域の代表的農家

     以上、話が長くなりましたが、最初の写真は、例のポラロイド写真なのです。 現在では、もうそのような写真はないのですが、色がだんだんと変色してきたのでここで歴史的な一枚として紹介しておいたわけです。 旭を浴びているこの農家の裏の防風林として育ってきた木々なのでしょう・・・・栃木県ではこのような体型の農家が多いようです。 やはり川を挟んでの農家ということで魅力がありますが、あの農家の屋根はブリキで出来ており昔の藁屋根をそのまま覆ったものです。 今では、超近代的な農家の家が多くなってしまいましたが、本当んみ田園地帯ではそれら藁屋根がよく似合うと思われます。 こうしてまとめてみるとこの姿川の周辺だけでもかなり色々な歴史がたくさんあることがわかります。 このような体型で昔の写真を紹介していきたいと思います・・・・

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