栃木星野部落(星野遺跡)の小さな旅

毎年、春が近づくと、ここを訪れる人たちが多いが、何がそんなに魅了するのか、不思議な土地柄である。 ここは、出流山満願寺があって、有名な鍋山が有るところであるが、最近は、この星野地区から、山が削られていく様子がはっきりと認められてきている。 ちょっと思うには、秩父の武甲山と、非常に、にている形態といえよう。 武甲山は、昔から、有名な画家が、きっそって描いた美しい作品が数々ある。 しかしそうした、中でも毎年山のかたちが変わって行き、多分近いうちに山の山頂がなくなるのも、もうすぐであろう・・・
 ここは、そうした事は、無いにしても、往年から比べると、バイパスが出来て、交通手段がはったつして、旧道に追いやられた農村風景が、何か、私の心を惹いてならない。 今回も、おとずれた場所の、奥にひっそりと佇む農家の一軒家は、昔をしのばせるに十分な建物として、今も残っていた・・・。しかし、遺跡への道には、そうした、想い出は、残っていなかった・・・


今回は、山はもう栗色に輝き、いや紫色に輝き、美しい空気の中に忘れられた、昔の一見の倉が目に止まった。 周辺の木々は、梅が結構多く、もう少しで、満開を迎えるであろう白かが梅なども古木として、残っていた。こうした、風景は、もう町では見られないのである。自然破壊から来る温暖化は、ここではその原因の一つさえ見あたらなかった・・・

TOP

NEXT

星野遺跡と周辺紹介もご覧ください