粟野周辺とソバ処

鹿沼地方のソバ処と粟野

粟野と言えば夏の終わり頃からソバの花が咲きだす。 往年は、この地はほとんどが朝造りに勤しみ独特の歯が風に波打っていたのだ・・・・そして数十年前には、東京近辺から若者がこの麻葉をねらって、はるばると車で来て周辺農家は車のナンバーなど書き留めて注意をしていたものだった。 本当にそのころは、この地を訪れたくても逆に何度も行けるところではなかったのである。 

しかし時代とともにそれが一変してしまい酪農を営んでいた方々も消えて今ではソバの一大産地となってしまっていた! 本当に時代の流れには勝てないものなのだと今になってみれば思うのは私だけだろぬか? 最近、別の所でも述べているが、大起路峠のトンネルが出来てから、特にこの栃木市側の周辺では、目を見張るようなソバの畑とソバ処が道の脇に連なっており、多分この各お店が独特の味を賞味させてくれるものと期待したいる。 もしも知らない方がいればここを訪れてみるがよい・・・・本当にそば屋が道に沿ってたくさんあり何処で食べて良いものかと迷うくらいである。 私が嘗て茨城県を訪れたときに偶然ソバ街道と言うところを通過したことが有った・・・・これとても決して昔から有ったものでなく最近道の沿線に沿ってそばのムードを醸し出すための石仏とか石細工の彫り物を展示して、ソバ街道のイメージを湧かせているところに出会った・・・・ これは永素晴らしいところなので誰もが一度訪れれば忘れることは出来ないだろうが、金砂郷村から栃木県に向かって乃街道筋がこのソバ街道なのである。 もし興味が有ればここを訪れてみる価値は有ると思う。 それにしてもこの名前の出所は私は分からないが、昔から稲の栽培が主だったが、そば粉も確かに採っていたことは確かなようだ・・・この金砂郷村ではバスで遠方から客が来るようになっており大きなレストランがこの田舎のはずれに出来ているのである。 話がだいぶ脱線してしまったので、この辺で粟野の写真を紹介することにしましょう!!

 

こんな井綺麗な稲刈りの後が有りながらソバの畑は今まさに健在の模様であった・・・・そして石臼を引くような音が昔から有るモーターの音とともに何ともいえない音を醸し出しながら聞こえてくる風情は誰もが、喧噪を忘れやっと自分の古里へ戻ったという気持ちにさせてくれるのであろう!