今市地域の棚田と秋の風情

高百の棚田

 昨年、(2003)この今市地区の棚田を、秋期に訪れたときには、本当に、ここは何かあるな(観光的に)という感じがしました。 それで、今市西方と言うことで紹介しましたが、やはり、ここには素晴らしい、名称がついていたのです。 高百の棚田と、呼ぶそうです。 どちらかというと、日光市内から裏道で、今市方面へ抜けるときに、途中ゴルフ場があって、そのところから左折するY字路があるのです。 多分ここはふつうの人は、特に用がない方は、通らないところでしょう・・・ 私もその一人だったのですが、一度くらいここを通ってみようと思い秋に来てみたら、何か美しい田園風景が、続くではありませんか・・・そして、途中道が、峠を越えた頃、やや起伏の多い場所に、出てきます。 そして、田んぼが上から見渡せるところに、この棚田が、あったのです。 そして、しかもここを紹介する看板も立っていたのです。 まあ、ゆっくりとご覧下さい。

今市の北西部といった方がいいかもしれませんが、このように棚田が、あるのです。 棚田は、今まで、茂木方面にはあることは分かっていたのですが、ここ、今市にもあったのです。 今は、残念ながらわら屋根の家は、わずか一見だけですが、それで、もこの地域の風情は十分に感じられます。

白い蔵も健在で、関東地方の田舎風景が保たれていました。 どちらかというと美しさが保たれている所です。 一方大谷石造りの蔵も健在です。 ここを秋にあるって見ればその美しさはひとしおでしょう。

まあ、起伏が多いとは言っても、それほどの段差があるわけではなく、長野県地方に見られるような丘陵地の田んぼとは全然違います。 栃木県では、関東平野に稲作が発達しているわけですが、この辺は坂があるため大きな広い田畑は見あたりません。と言うことから、何か山奥にある田んぼというイメージがあって、かえっていいのかも知れません。

ここに、先に述べた、峠を下ってきて見えてくる風景を入れてみましたが、なかなかのものなのです。 秋は、深まり周辺農家の家周りには草花が咲き乱れており、半日程度は十分に遊んで帰れるところなのです。 そして、余談ですが、ここから鬼怒川温泉へこの道をそのまま東に行けば、非常に近道なのです。 そちらに行く方は是非ここを通って、行かれることをお奨めします。

なにか、ここは肥沃なようで、夏の終わりに咲くキクイモの花々が特に大きく育っていて道脇に、乱舞しておりました。

さあ、如何ですか、結構見られるところでしょう・・・・これからますます秋が深まっていきます。 そして、この辺の空気も、美味しくなり、農村のメインテーマである、稲刈りも盛んとなることでしょう。 良き晴れた日に、この様な処を、散歩するのも、いいのでではないでしょうか!

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