古賀市山周辺・春風景探訪

古賀志山・梅咲く頃

 毎年古賀市山周辺は、同じように春がやってくる。 そして初夏へと続くのである・・・・ 同じような繰り返しとも思われるこの営みが、細部にこだわって観察してみると、 異なる部分が多くあることに、気付くのである。 今日は、そういった意味合から、古賀志山周辺の春を、再度、見直してみようと思うのである。 古賀志山は、言うまでもなく宇都宮市の西北西に位置しており、この辺では一番大きな、高い山であり、その手前には、多気山があって、そこから日光連山へと続くのであるが、今日は、それらの山々の周辺を辿り、春の暖かいぬくもりのある日を選んで散歩がてら、出かけてみたいと思うのである。 参考関連情報:「宇都宮市から見る風景 一覧

 今日は、皆様を古賀志山の、西側からスタートして行こうと思う。 ここは、どちらかというと、鹿沼街道の仁神堂から2km程度北に位置するところであり、あの粗暴な、武子川がある場所から女峰山を見ていのである。 残雪が未だ残っており、この’梅の咲く’時期には、雪山と田園風景そして近か場の山々が折り重なり、美しい風景を見て取れるのである。 ここは確か鹿沼の人が、毎日散歩をしていると言っていた場所であり、静かであり、私も好んで出かける地なのである。 この右の雑木の奥には、古賀志山が見えてくるのであるが、この場所からは、見る事が出来ない場所である。

 この周辺は、市内から見れば、10日ぐらい春が、遅れる所である。・・・・ところが、一端春めいてしまうと、その後のスピードは、非常に早く、あっという間に、草などが生えそろってしまい、美しい時期は、本当に短いものなのである。 3月の5日には、啓蟄が来る、そしてこの頃になると本当に小さな虫なども出てきて、自然は、一挙に春へと向かうのである。 私は、この時期が大変好きなのある!

 この武子川の流域は、この辺では、静かな流れを装っているが、大量の雨でも降れば一挙にこの静けさを破り、乱暴な川と変貌してしまう川なのである。 右手に古賀志山の山塊が見えるが、この時期は、未だ黒い色で迫っていることが見とれよう!

 この周辺の農家は、今でも梅を栽培しているが、古木が多いため見てもその歴史が十分に感じられるところだ! 花を見るならば、色々な種類の花が植わっていればよいのだが、白加賀梅が殆どの場所であるため、梅自体の迫力には、やや力不足と言わざるを得ない・・・・そして、数週間でこの花も散り始まり、次の花へと継承されていくのである。 梅木の根本近くで、植えられている芝桜が、美しいく輝き光彩を発して、目を楽しませてくれていたのである。

 この辺は、蔵の綺麗な民家が多いのである! そして、どちらかというと、ゆったりと生活をしている農家が多いの様である。 未だ寒い今日この頃、農村の人は、まだ外へ出ようとはしない!・・・・遠く犬のいななきが響いて、静かな田園風景が、つずくのである。

 古賀志山も奥に入り北側に位置する所に、温暖な木々に囲まれた農村が、ひっそりと佇んでいる・・・・そして、その傍らの木は、急速に色付き、今にも蕾が開きそうに色が変化してきており、待機は万全のようであった。 自然の営みは、的確であり、また素晴らしいものなのである

 この梅の林は、中にはピンク色の気を見つけることが出知た!・・・・早春の色だ! 自然の色が、未だまだ少ない時期に咲く紅梅は、本当に素晴らしい感動を与えてくれるのである!

 古賀志周辺には、今でもこのよなムードのある古屋が残っているのである・・・・こうした納屋も屋根の葺き替えが大変なので、これが壊れてしまえば、普通のトタンに変わってしまうのであろう!

いつ見ても美しい古賀志山を背景にした農家の早春風景である! 花がほぼ満開を迎え、次に来る、農村の忙しい仕事の準備も出来ていることなのであろう。

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