杉並木街道の歩き方

日光今市杉並木の紹介

日光に来たら、周辺散歩がてら、杉並木を楽しむのも良いことでしょう・・・日光の杉並木と言えば、どなたでも一度は車で通過したことのある並木街道でしょう。

今市和泉地区で、ひまわりが見頃

毎年行われている和泉地域のひまわり畑・・ここの特徴は、ひまわりを自由に取れる場所・・皆に楽しんでもらいたいということで自由見学が行われています・・・ おまけに、ひまわりを切るハサミまで提供されているとは・・・

2018年08月12日

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 良くもあんなに長い距離を杉の木を、植えつくしたものです。 実際に、この日光街道を上空から見るとよく分かるのですが、当然日光東照宮にたどり着きますが、その途中の今市市で、例幣使街道と交わり、かの有名な今市の地蔵尊の場所に出るのです。

  ★最新情報: 20180421: 今まで車の通行できた杉並木街道が歩行者のみに制限されます・・・・「県道路整備部は20日、日 光市の国道119号(日光 街道)の旧道約400m(七 本桜ー森友間)を、5月16 日午後3時から車両通行止 にすると発表した。 日光杉並木街道を車の振動や排気ガスから守るためです。 これにゆおって、杉並木を探索、鑑賞する人は、車の心配なく楽しむことが出来るようになります・・・」

 そして、この街道は、なんと日光の華厳の滝に向かっているのです。

実は、最近今市散歩)という、パンフレットをいただきました。 その表紙には、今市は、日光・鬼怒川の玄関口」と表示されています。 本当にもっともなことだと思います。 ここに来ると、この場所から、日光に行くばかりでなく北方面の鬼怒川川治温泉の方に行けるからです。

杉並木概要:

では、ちょっとここで、日光の今市杉並木の位置と周辺を把握しておきましょう・・・下の地図を見てください・・・

1)先ず、左の下を見てください。 地蔵尊と書いてあります。 これは日光街道と例幣使街道が合わさる場所であり、そこに素晴らしい地蔵尊が祀られています。 これを見ると、ここからが、今市の町に入るのかと、感ずることができるのです。 そして、町並みを超えて、最期には、中央下にある、瀧尾神社に至ります。

2)すると、ここから町並みが途切れて辺鄙な林の中に入ります。 ここからが、正真正銘の 「日光の杉並木です」・・・実際は、この手前でも並木は続きますが、ちょっと歩いて並木を探索すると言ったことはちょっと困難でしょう・・・・というのも、車が通過したりして、危ないからです。

3)しかしこの滝尾神社からのコースは、別の歩道専用のコース(一部車も通れますが)が、整備されており、静かな佇まいを見せてくれます。 本当に夏の暑いときに、ここを歩くと涼しく蝉の声などと一緒に、清涼感を味合うことができるのです。

4)そして、この周辺には、日光杉並木公園、大谷川公園、今市の水道局の歴史的な建物、などなど色々な今市の名物がたくさん集まっているのです。 そして、此処から先は、日光へと道路は続いています・・・・

5)杉並木について・・・今市散策のパンフレットから参照しています。
   全長37kmに渡って、道の雨側にそびえ立つ杉並木。 德川家康公の忠臣、松平正綱が、 20年あまリの歳月をかけて植えたもので、 樹齢は約370ー380年といわれています。   朝の光を受けながら、砂利敷の道や小川の流れが、 風情を醸し出す並木道を、のんびリ散策してみてくたさい。  (国の特別史跡・特別天然記念物に指定されています)

 

日光杉並木を歩く地図

★今市の標準的な、歴史を楽しむロマンを楽しむ3時間コースとして、次のコースが紹介されています・・・

今市宿「市縁ひろば」ーー>滝を神社ーー>杉並木ーー>名主「江連家」屋敷ーー>報徳仕法農家ーー>水車ーー>今市宿「市縁ひろば」へ戻る、となっています。

 

 

杉並木街道紹介

以上から、この内容を見ると、7つの有名な場所があることがわかります。 また、緑色の三角形が、杉並木の分散を紹介しています。 こんなに、並木があるのだということがお分かりいただけるでしょう・・・

しかし今回は、この真中の上今市駅の周辺が探索対象地域です。 この今市の杉並木と言っても、車で走ってもとても長いので、あるてすべてを見るのは困難でしょう・・・そこで、最も整備されてきれいな、上今市駅の周辺を、細かく紹介しています。 今市しないから、日光方面に進み、車道から離れて、右側の杉並木街道に入りましょう・・・ひんやりとした涼しさと、雑踏を避けて、何か他の世界に入ったようなきがするはずです・・・

この辺の並木が最もきれいで整備されています。 夏は、全部緑がかり、冬は全部が茶色に変色しているでしょう・・・春と、秋は、最も色の変化が多いですが、杉は、秋でも紅葉は、しない木です。 ときによっては、この道の真中で写生などをしている人も見られます・・・

日光杉並木街道を歩く

最近では、日光を訪れるときに、多分高速道路の利用が多いでしょう・・・・これを用いるとこの杉並木は見ることが出来ないのです。 一番楽なこの並木道を見る方法は、宇都宮から国道119号線を日光に向かうことです。直ぐに杉並木が現れますが、残念ながら最近では、途中途中でその面影を見る程度になりました。しかし、今市市(今は日光市)に、近ずくにつれて、たいそう大きな杉の木の眺めが現れます。 しかし、車上から見るのみで、車から降りて見るというわけには行かないでしょう・・・・そこで一番手っ取り早い方法が、今市の町中を過ぎて直ぐある「日光杉並木公園」です。 この周辺は、車が入れないような場所もあって歩きながら楽しむこと、そしてソバや、みやげ店、そして、水車なども一度に楽しむことが出来るのです。 ここならばお年寄りそして、子供連れの方々も安心して杉並木を鑑賞することが出来るでしょう。 「美しいクリン草咲く日光湯本温泉と湯の湖」

杉並木 杉並木と民家

上の写真で左側の場所から右に細い道を入ると、日光杉並木公園に行くことが出来ます。 水車とか色々な民芸品、そして側などが販売されています・・・一休みするにも好適な場所でしょう・・・また、驚くことに、並木公園周辺では、道路が石畳にされています・・・

 杉並木公園は、このように、街道筋と別に歩きながら楽しめる道も整備されています。 右上の写真は、119号線から雑踏を避けて、街道筋の丁度裏側にこのような民家が沢山有るのです。 このように石畳になっている場所もあって、この並木公園から歩きながら周辺の探索と言うこともできるのです。 要は、この地をベースにして、今市周辺を探索すると言うことが良いのでしょう。 ところで、もっと俺は自然に親しみたいのだという方々には、そういう「大谷川公園」が、丁度田畑を越えた、大谷川の縁に有るのです。 こちらでは、野性的な、遊び、方のしめるようになっているので、この公園から、歩っても車でも自由に行ってみて下さい。 ほんの車で5分程度の場所です。「花と旅は、みちくさ情報へ!」

杉並木 杉並木公園周辺にて

この杉並木公園周辺はこうした杉並木の保存状態も良く、歩きながら楽しむ人絵を描く人など沢山思い思いに自然を観賞しているようです。 右上の写真は、その反対側を望んでいますが、このようなお店もあり嘗ての面影を深く残すところとなっているのです。遠くには火の見櫓、半鐘台、その先には、杉並木が、延々と続くのです。 いかがですか・・・・先に見える大きな杉の木の下当たりませ歩きながら探索するのも良いのかも知れません。 離ればなれの、民家街が、今でもあって並木の中で暮らす姿が、今でも見て取れる素晴らしい場所なのです。

杉並木公園内1 杉並木公園と水車

 

この杉並木周辺から日光方面に足を向けると、冬は、このように日光を一望できる場所に出ます。 雪が降ったときで、風景は一変します・・・・冬の日光は、こうした場所なのです・・・

日光裏街道にて

さて、この杉並木公園の南側の裏街道の様子を最後にお見せしましょう!・・・・実はここは春になると梅の花が咲いて綺麗な場所なのです。 一応春は、梅祭りも執り行われる場所なのです。 この時期はひたすら寒さに耐えている梅の古木ですが、春一斉に白梅の花を付けて、皆を楽しませてくれるのです。花のバックには日光連山が見て取れ、これを写真にそして絵にする人の多いこと、その時期の風物詩となっているのです。


 

★杉並木の見どころ・名所

1.杉並木寄進碑・・日光杉並木の由来が書かれた石碑が並木の起点4ヶ所、日光の神橋脇と日光神領の境界である 大沢・小倉・大桑に建てられて います。 この寄進碑            は街道に杉を植栽した松平正綱の嫡男正信が建立したものです

2.砲弾打ち込み杉・・杉並木公園から日光方面へ800mほど進んだところにそびえる砲弾ち込み杉。 戊辰戦争(1868年)の際、板垣退助率いる官軍と日光に施る幕府軍            の前哨戦がここで行われ、砲弾が命中した杉が当時の姿をとどめています。

3.並木太郎・・・杉並木の中で一番大きく美しいと言われる名木です。 高さ約38m、胸高直径約2.5m。以前はこの近くに、これに優る一番太郎がありましたが、落雷の被            害で枯死したためこの杉が並木太郎になりました。

4.杉並木街道の一里塚・・・並木ホテル・・・・街道には一里(約4km)ごとに一里塚があります。その中でも七本桜一里塚は杉の根元に大人4人が入れる大きな空洞があ                   ることから「並木ホテル」と呼ばれています。

5.桜杉・・・並木ホテルから宇都宮方面へ300mほど進んだところに杉の割れ目に生育した桜があたかも一本の樹木になったように見える桜杉があります。春には可憐な       花を咲かせます。

6.十石杉・・・・鹿沼から日光に行く途中、いわゆる例幣使街道にある十石坂。 東照宮造営のとき東照宮に奉納する本殿の土台石を運ぷ途中、この急 坂で大変な人手を          要し米十石(約1,500kg)を消費してしまったとの逸 話から十石坂と呼ばれています。 この近くには今市地震(1949年)により立っている杉並木がそっくり          押し流された「地震坂」もあります。

7.二重並木・・・・大桑の手前、倉ヶ崎地内に幅30mにおよぷ二重並木があり日光東照宮参詣の大名行列が行き違うための場所であったと言われています。 また、 炎         天の場合に通行人が一息入れる休憩所として設けられたとする説もあります。

   なお、杉並木をもっと知りたい人は、「歴史民俗資料館」がありますのでそこに行くと細かくわかります。  入場無料です。

杉並木に問する資料を常設展示>ています。館内では杉並木の研究に一生涯を捧げた、故鈴木黃A博士の研究資f斗,、郷土の生ん
だ交通史研究の第一人者としr知られた故大島延次郎博士収集による交通史資料や著作などが展示されています。「日光山道中図絵Jを見ながら、昔の今市宿と現在の街の姿を比較することができます。
*開館時間AM9:00〜PM6:00 *入館料無料     *休館日月曜日•祝日•年末年始、展示替期間など
お問合せS 0288-22-6217 (H29.4月より変更予定)


 

日光杉並木と周辺の紹介

さて、少しこの周辺から、離れてみましょう・・・・これは今市から先の日光インターの側の風景です。 このようにニッコウしないは、冬は根雪に変わります。 最も市内は除雪するので、これほどひどくはないのですが・・・・それにしても綺麗な、雪の風景です。 中央部に小山が見えるでしょう・・・その左側に世界遺産の日光輪王寺が有るのです。 観光客はあそこをめがけて行くのです。

日光連山

小来川 小来川の清流

日光の写真があまり寒いので、今度はこの地域から山越えして、小来川近辺の清流を見てみましょう・・・・この地域は日光今市地域と鹿沼地域の間にある山間の地域です。 美しい渓流が多く、太公望達には忘れられない場所なのです。 山奥の温泉が一軒だけあって、有名です。 休みの日に、渓流探索などして遊ぶのにはもってこいでしょう。

日光大谷川公園

日光だいや川公園看板

さて、上の写真が、この杉並木公園の北側にある大谷川公園です。 広大な地域にこの公園はまだ出来て間もないのです。駐車場はふんだんにあり、眺めは素晴らしく、夏は素晴らしい自然の花々が咲き乱れます。 本当に素晴らしい公園が纏まってあるのです。 一寸散歩してみましょう・・・・

花咲くころ ユリの咲く頃の大谷川公園

ヤマユリ

いかがですか、素晴らしいところがこの周辺にはたくさんあるのです。 そして、俺は歴史探索がしたいという方々には、今市の追分け地蔵尊などはいかがでしょうか、直ぐ傍には、あの有名な藪ソバのお店もあり、食通の方にも、お進めです! 今市は、歴史的な町であり、裏街道は狭く車で流すよりもテクテクと歩くのが一番です。 漬け物屋、そして、夏で有れば、天然氷の氷水、色々と有りますから町中探索といきましょう。 先ほどの小来川地域を除けば、周辺を探索するのに、短ければ1から2時間で、探索できるエリアです。 ごゆっくりと探索して下さい。尚この地域の南側に今市の庁舎が有るので、地図などを手に入れることもできます。 お楽しみ下さい。

今市市内と杉並木公園の駐車場:地図はこちら

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関連資料など:  日光杉並木公園、  日光大谷川公園、  今市地蔵尊、  武平饅頭、  その他「歩く一覧リスト」

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