那須塩原市千本松近辺紹介
今日紹介するところは、塩原に向かうときに、通過する途中にある、昔風に言う千本松公園です。現在は名前が変わってしまい、何か違うところのような気もしますが、全く同じ処です。
今は、ホウライ牧場と言うらしいです。
ここは、この様に、秋がもう到来しています。美しい那須連山を背にしながら、動物たちとふれあうことの出来る場所です。空気はおいしく、また乳牛製品も新鮮です。
ここでは、お年寄りたちも、乗馬などして、時を忘れている様子がうかがわれます。馬車は、皆さんが来るのを待っているのでしょう・・・。
では、ここでこの地区の歴史を見てみましょう。千本松の紹介では、次のことが言われています。
この地域は、古くは「那須野」、江戸時代には「那須野原」、明治初期より「那須野が原」と呼ばれていました。那珂川・蛇尾川・箒川などが那須連山から運んだ土砂が堆積した扇状地で、水に乏しく原っぱや雑木林ばかりだったようです。人も住まないことから「九尾の狐」の伝説も生まれたといいます。
鎌倉時代初期の建久4(1193)年には、ときの将軍
源頼朝が1万人を使い巻狩を行ったと「吾妻鏡」に記されています。
明治13年、伊藤博文や松方正義の薦めにより開拓が始められました。開拓に不可欠な水を確保するため、印南丈作や矢板武らの努力により、那珂川上流より水をひくことに成功しました。「那須疏水」の開通です。
那須疏水は、福島県の「安積疏水」と京都「琵琶湖疏水」と並び、日本三大疏水と称されて、今も那須千本松牧場の南端を東西に流れています。と・・確かに、ここから数分と下らないところに美しい水の流れが認められます。ここが有名な那須疎水ですが、ここは、危険のため、両岸が高い網で覆われており、網を通して見るしか有りません。深い水流ですので十分注意が必要です。
Copyright(C) 2006 Ymondabb. All Rights Reserved.