宮城県 七ケ宿 

国見・小原温泉、鎌先温泉

 福島県の国見インター周辺は、急に登りになり、右方向に平地がなだらかに見えてくる。 何か私には分からないが国見という地名から、確かに国の平地を眺めているようでありその名称が気に入っているところなのである。 

 

この途中に国見のパーキングが有るが、この売店には、ここだけしか売っていない、小豆を砂糖で固めたおいしいお菓子が売っているのである。 そして、このところでは朝市も行われているのである。 ところで話はそれてしまうが、このパーキングの帰りに反対側でこのお菓子を買おうと思うと反対側では売っていないのである。 と言うことは、東北に向かうときと関東に向かうときではみやげの質が変わるためであろうか? 不思議なところである。

ま、それはそれとして、この地域は眺めがよいので前から一度は、国見で降りてから、峠道を探して歩こう(勿論車を利用して)と思い立ったのである。 確かに峠道はあったのであるが、実際これを登ってみると期待ほど遠望は効かなかったのである。 残念であった! しかしその変わりに、この道で行く七ヶ宿は、昔は農村風景が素晴らしく、話題の地域であったが、今は湖底の村となってしまい、少しは農村風景が残っているにしても期待したほどの農村田園風景は見られなかった。

この地域は、基本的には白石地域である。 福島から北にJRで行くと、越河駅、そして白石蔵王駅となる。 最も新幹線ならば、白石駅となる・・・・そこから少し北に向かうと白石ICに至る。 ここは有名な白石城址があって桜の時期は素晴らしくまた蔵王と白石川のコントラストが素晴らしい名所でもある。 ここから少し西にに入るとすぐに鎌先温泉に出る。 釜の前で掘り当てた温泉というらしいが、今はそのような面影はなく旅館が狭い場所に建っている。 ここもこけしが有名であるが、鎌先温泉は、 一条旅館、木村屋旅館、すずきや旅館、最上屋旅館などが有名である。 あとから紹介するが、ここから南に下ると川沿いに、トンネルの多い場所であるが、小原温泉というのがあって目にとても良い温泉ということである。 小原温泉は、旅館かつらや、上の湯温泉、新湯旅館、河鹿荘、ホテルニュー鎌倉など有名である。

七ヶ宿風景

ここには、福島県から宮城県に通ずる峠が有るが、これは、白石国見46号と呼ばれ、小坂峠と銘々されているのだ。 確かに登りはじめるとそれほど段差はなく、簡単に上れる峠なのである。 途中面白い水車小屋とか、遠方の眺めなどを楽しみながら最終のポイントにさしかかったのであるが、その時何か赤い物が前方に見え隠れしているのが、目に留まったのである。 そして、沢山の車が止まっているのが、目撃されたのであった・・・・

 

水車小屋峠の眺め

万蔵稲荷

この赤い物は実は鳥居であったのだ・・・・これほどおおくの鳥居があるのは当然稲荷様と言うことになるが、後から分かったことであるがかなり有名な万蔵稲荷であることが分かったのだった。 まだ残雪ののこうrこの時期から沢山の人の進行を集めていることがお分かりと思うのである。

万蔵稲荷: 万蔵稲荷の創建には次ぎのような伝説が残っています。「小坂峠付近に万蔵と呼ばれる馬方が住んでいました。万蔵は博奕が好きであまり信心深い人ではありませんでしたが、ある夜、峠の差し掛かった所で旅疲れた1人の老人と出会い、自分の家に招くと精一杯のもてなしをしました。次ぎ朝、老人は姿を消していましたが、再び峠に戻ると元気になった老人の姿があり、自らを稲荷神社の化身と名乗り、昨日のお礼として三頭の馬を与え下さりました。万蔵はその馬を資金にして・・・・・

この峠の周辺には、このような古い倉造りの家々が現在も並び昔の面影がいっぱいなのです・・・・きっと高速道路で白いしめがけていったとしたら出会えることのない筋道なのでしょう。 並んで往年の栄えた栄華が忍ばれたのであった! もし時間が有ればもっと周辺を見たいのであるが、この時はこれで通過することとしたのでした・・・・・残念!

 

七ヶ宿湖にて七ヶ宿湖

そして、後は早春の山々を見ながら山間地を通り抜けるチオいつとはなく、あっという間に「七ヶ宿の湖水」に着いたのである。 それほど道は狭くなく自由に走れる道のりであって周辺の山々の風景も春萌えで美しくあった。 この湖水は当然人造湖ではあるが、その広大さには驚かされるのである・・・

七ヶ宿ダム:七ヶ宿ダムは、阿武隈川水系白石川(宮城県刈田郡七ヶ宿町)に阿武隈川総合開発の一環として建設された国土交通省直轄の[中央コア型ロックフィルダム]です・・・・・。

 

さて、これからコースは、一路白石絵と言うことになるのであるが、ここで当時の実写風景を記した記録が有るので、ここに紹介しておくことにする。


「天候に恵まれたので、国見を訪れるこにした。 ここは、高速に乗るたびに、一度は降りて見てみたいところだったのだ。 今回やっと実現したわけだ。 というわけで、国見インターを降りる。

国見インターを出たところの農村風景。 なかなか感じがよい。ここから小坂峠越えだ。

ここから峠を越えると、あの有名なダムがあるはず。 どんなダムがあるのか、是非ともいって見たかったのだ。しばらく道なりに行くと、分かれ道に来たが、当然ダムの方向を選んでの旅だ。 約30っぷんほど走ったか、登り坂にさしかかる。とはいえ、たいしたのぼりではない。 高速ではかなり坂が長いのでここもかと思っていたが、おもったほどではなかった。 しばらく上ると途中、木々の隙間から遠方の景色が望まれる。 いつもの高速からの眺望とはかなりちがっていた。写真が国見からの眺望。 飯坂方面の遠望である。そうこうしている間に頂上に着いてしまう。

 

そして、そこには、おいなりさん赤い門がいくつも並んでいた。 かなりの信者がいると見えて外から見てもかなりのものだった。

ここから、いよいよ下りコースだ。これが七ケ宿街道の名残りを残す藁屋根。しかし残念ながら、殆どトタン屋根に変わっていた。

ここを道成に行くと少し坂があったが、そこをしばらく走るともうダムであった。 思ったより浅い感じのダムであった。関東地区のダムは、どちらかというと急流をせき止めた感じがあるが、ここは山国であっても、関東のそれとは、かなりことなり、平らで広くしかも、浅く感じられたのだ。

ここでお昼となったので食事をとり、戻り(白石方面へ)のコースとなった。

勿論、同じ道では、せっかく来たので、何かもったいない感じなので、次のインターまで行くことにした。 そこは桜で有名は白石ICだ・・・そう、白石千本桜の名所である。 しかし今はまだ寒い時期、まだまだ、桜の時期ではないのである。

途中山道であったが、トンネルが多かったが、ここが有名な小原温泉であった。 トンネルの間に透けて見える河原の奥に温泉宿の巣がrたがちらほらと見えるというような造りであった。 以前から奥羽 の薬湯として知られ 「傷に鎌先」、「目に小原」と言われたらしい。

白石の桜と蔵王の遠望は春がなにより良いのだが、少し早すぎるのでお預けとなったのだ。

白石は前に来たことがあったので、鎌先温泉も日帰り湯で入ったこともあり、今回は、通過するとした。

最後に、インターからの蔵王の雪に覆われた姿を見ながら、今回の旅とお別れとした。帰り道の白石からの蔵王遠望を、写真でどうぞ!

関連情報:  以上当時の面影が残る実写記録である。 何か、今になって修正加筆していると、当時の記録の方が、生き生きしていると思われる・・・

しかし、旅という物は、不思議な物で、後からまたここを訪れようとそのときは、思ったとしても、なかなか再度訪れることが出来ないのが、本当に不思議である。 多分それは、一度でも現地を見てしまうと、行こうと思ってもまた新しい場所を探索したくなるからなのであろうが・・・・

関連情報: 七ヶ宿公園

蔵王と桜

ところで、この度の時期とは、異なるのですが、この地の素晴らしい場所があるのです。 それは蔵王山の残雪と白石川の桜提の桜なのです。 この場所はあまりにも綺麗なので、列車がサービスのためゆっくりと走るようになっているというのです! 考えられない位素晴らしい場所言えるでしょう!

宮城県七ケ宿 観光協会、 栃木県烏山地域にある国見峠 宮城県観光案内(温泉などの情報もここに紹介ありました)

湯治場一覧