大中寺 栃木市

大中寺 あじさい寺 七不思議

☆20180531: 今朝のアジサイの花を写真で紹介しました!

☆20180519: 今日現在の栃木のあじさいの状況は、葉の上に花芽が付き始めています。 まだ全部とは言えませんが種類によっては、ほとんど花芽がついています。 順調と言えるでしょう。 県内は今まさに薔薇のシーズンで見頃が始まっています。  ご参考 「真岡の井頭公園ではほぼ満開のバラが楽しめます

 ここでは、大平山の南麓に鎮座している「歴史の多い、霊の宿る不思議な寺」・・・大中寺を紹介しています。 血塗られた大中寺の歴史を思い出しながら探索すると良いでしょう・・・今でも正門からの階段を登ることは、出来ないように竹で仕切られています・・・決して上らないように・・・血塗られた歴史がよみがえりますから・・・ここは、あの有名な大平山のアジサイ祭りの行われる場所から少し西に行った場所にあります。 是非訪れていただきたい場所であり、アジサイの名寺でもあります!

 

栃木市にある 「あじさい寺」 と呼ばれるにふさわしい神社仏閣は多いのですが、栃木市の大平山の麓に静かに佇む 「大中寺」 と呼ばれる有名な七不思議の寺、山を愛し大平山を足で登った人なら決して見逃すことはない名所なのである! というのも、この寺から七不思議などを語りながら、この大平山をハイクできる出発点の一つとなっているからなのだ! しかし車などで走ると多分にこの周辺は、見逃されてしまう場所にあるのだ・・・・

    最近では、大平山の 「アジサイ坂」 が有名となり、バスなどでも訪れるが、こちらの「ブドウ団地」の奥に静かに佇む大中寺が同じく「あじさいの寺」であることを知らない人もいるようなのである!   

    実は、ここ大中寺からは、大平山に登るコースの原点といえるのであり、初級者でも楽に登れるところから、学生達にも人気のスポットなのである! 故に、時間があれば七不思議など楽しみながらハイクをしては如何かと思うのである。  何か今年は、雨が降らないためか、紫陽花と周辺の模様は、夏の表情になってしまっていたのである!・・・

 

大中寺とあじさい        「栃木市のブドウ団地」 と呼ばれる場所がある・・・・ここは、丁度方位的には、大平山の南に位置している(大平山を上から見たときに、謙信平から眺めたときの真下に位置している)。 そして風光明媚な静かな村が点在しており、現在では葡萄の名産地となっているのである。

 

    丁度、甲府の入り口にある勝沼と同じような風景が点在している。 そして、もしその広い岩舟方面へ行く道の細い路地を大平山の山麓に入れば、直ぐにこの寺は現れるのである。 嘗ては、大平山のハイキングと言えば、栃木市の次の大平山下でJR線を下車して、この場所まで歩きながら到着して、この七不思議の話などを語りながら山を駆け上るというようなハイキングが一般的だったのである・・・・

 今では車で簡単に何処でも行ける時代となったが、それ故このような場所が、見過ごされてしまうのかも知れないのである。 どちらかというとこの大平山の南側斜面には、歴史的な建造物が多くあり、それだけを追ってみても価値がある場所が多いのである・・・・「清水寺」もその一つなのであろう・・・

 

     台中寺の薄暗い参道を歩き山門をくぐった場所!・・・・それほど暗くはないが、この石畳の先に木葉に囲まれた本堂が!・・・しかしここは呪われている場所であり、話に残るここから登れない場所・・・「七不思議の因縁の場所」なのです・・・・石畳を登って行くと分かるのですが、大きな太い孟宗竹が石段を横切って仕切られて置かれており、一寸そのままでは登って行けないようになっているのです。 しかし、本堂は素晴らしいのでその反対側から登り、寺に入って御参りすると良いでしょう!  

 

大中寺境内にて

     大中寺の本堂を左方面から見た写真であるが、この様に素晴らしい造りであり壮大な造りなのです。

     先ほどの紹介した写真では、本堂が良く分からないので、もう少し接近して見てみよう・・・・ここまで来ると本堂の様子がよく見えてくる・・・そしてよく見ると横に白っぽい棒が渡されているでしょう・・・・あれが足止めをしている竹の棒なのです! ここからは入れないのです・・・・いや、ここからは、入らない方がよいのである!! 何かの祟り(たたり)が与えられるからなのです・・・

 

     本堂の右には、ごく一般的な本堂に至るこのような道が用意されており、一般的にはここから本堂にも行けるのです・・・・最、ここは大平神社の登り口のコースにもなっているのでかなりの人がここを起点として、往来してその歴史話を語り合い、驚き、おののき・・・結果的には、楽しんでいるのです・・・・

     帰り際には、中央の参道でなく右側(山門から上を見て)に用意されているこのような道で下り行くと最初入った場所に出ることが出来るのです。

大中寺周辺の風景

    この大中寺は、場所的には栃木市の丁度西南にある山の中腹にあって、この周辺はブドウ畑の中に位置しているのです・・・・秋には、ブドウの美味しい香りに包まれて周辺は賑わうところなのです。 このような昔の農家を思わせる民家も点々とあって歩きながら風情を楽しむには、もってこいの場所なのです・・・

     今も尚、秘密のベールに隠されている「七不思議の里寺」、ここ大中寺は大平山の南山腹に静かに佇んでおり、沢山の観光客で賑わっているのです・・・・特に小学生達は、先生からこの怪談めいた不思議な話を聞きながら、心を振るわせながら興味津々この地、この寺の謎を心に抱いて家路へと急ぐのです・・・・

 

     この寺の入り口に立てば、小高い杉が左右に乱立するが、梅雨時になれば美しい「あじさいの花」がその杉並木に合わせて美しく咲くのである。 勿論、あじさいはこの境内内部までも咲き誇るがひっそりとした咲き方で、周辺の竹林と山門の組み合わせは、静かな京寺にでも赴いたかの様な錯覚に陥るほど美しい場所なのです。 そして対比するのが、表参道側の「あじさい坂」なのかも知れない・・・・こちらはと言うと多くの観光客がバスで押し寄せて、紫陽花の時期には、沢山の人で賑わいを見せている場所なのである!

梅咲く頃

     上の写真は、近年の写真紹介であるが、早春のブドウ団地を訪れたときに見つけた素晴らしい梅の花である・・・・時期的には未だブドウの木々の手入れの時期ではないようで、遠く犬のいななきが聞こえる以外、静かな里山風景なのである。 

  ふと木に見入っていると、近隣の老婆が来て、「毎年ここに来る人かなー?」 「今年は、梅の花が綺麗なのだよーと教えてくれた!」  この周辺のブドウ団地を探索するには、春はこのような美しい風景に出会うことが出来るのである・・・早春からあじさいの咲く初夏迄、そして夏と季節はその時々の風情を私たちに与えてくれる分けだ!

     ここは、あの有名なあじさい坂の丁度裏側に当たりこの大中寺から登れば、この大平山の紫陽花の咲く場所にハイクすることも出来る!

あじさい坂にて

     これは、あじさい坂を上り口から登って行く正式なコース! この時期のあじさいは、さすがに凄く多くの観光客でごったがえすのである!

     栃木の大平山というと、信玄平で名高いが山頂の茶屋のあるそばからお立ち台があるのでそこから見るとブドウ団地周辺の美しい春の田植え前の姿が見え隠れしているのである・・・・この時期は、残念ながらガスが多いので余り遠方まで見通せないが、空気の澄んだ秋から冬では、遠く関東平野を望むことが出来、富士も見ることが出来る・・・また最近では、スカイツリーも見えるのである・・・・

春を待つブドウ団地

     この周辺、大平山の山腹では、北風が山で押さえられているところから温暖なので、かなりの人家が集中している。 そして、当然梅の花なども植えられており、春が来たのを肌で感じることが出来るのである・・・またこの南側では、岩舟山があって有名な高勝寺があったり、またその南側では、あの有名なみかも山があって春のカタクリ、そしてそれよりも少し早く咲く雪割草群を見ることが出来るのである。

あじさい

     さて、本題に戻り、この大中寺は、今でも正面から寺に行く石の階段を登ることが出来ないように太い竹でつっかい棒がされているので、これも「いわくのある七不思議に由来する」為でその歴史話に関連する石階段なのである・・・・子供の頃は、こうした怪談めいた話に酔いながら山頂を目指した記憶がよみがえるのである・・・

民家と梅の花

     その傍ら、裏側に行くとこうした民家が今でもこんなわら屋根の小屋を残し静かな春を待っているかのようである・・・・最もこの場所は前から見て知ってはいたのだが、このように奥に入り込み裏側から見るのは、この時が始めてであった・・・・梅の花が満開を迎えるときに合わせて地方からやってくるのは、なかなか難しいことなのであるから・・・・

 

あじさい咲く頃 怪談めいた残る古井戸!

     あじさいも、一つ一つ見るとかなり色の種類が異なっているのが分かる・・・どの花も同じと見ればその通りでもあるが、良くよく見ると同じ様でもその差異が発見できるから面白い! また現在も伝説の残る不思議な古井戸・・・・そこには、伝説が説明されておりその看板がその歴史を物語たっており、今も静かにひっそりと残っているのです!

花咲く頃

     ここは、白石家戸長屋敷で、この地の文化財であり、中を見ることが出来る・・・・その場所に咲く未だ若木の梅の紅梅がいじらしく咲いていた! 大木になるには、まだまだ時間がかかるがいつかこの地に根付いて、美しく輝く日がくることであろう・・・・

 

ユリ咲く頃

     一方、大中寺の本堂周辺には、美しくすかしユリなど咲き誇っていた・・・   この時期には、ユリの花も観賞できる・・・・すかしユリとも呼ばれる種類で、場所によってはこの花だけの美しい展示も行われているようである・・・・

民家と花

     以上、写真で紹介したように、この周辺界隈を散歩すると、こんなに美しい甍風景に出会えるのです・・・勿論、わら屋根の郷愁に浸るのも良いでしょう・・・またここから、佐野の方へ訪れて、見るも良し・・・歴史のある栃木市を訪れるもよしなのです・・・・

 

竹林と大中寺

     ここは、今、竹の緑が本当に美しかった!   この寺には、境内右側に綺麗な竹が育てられておりこの時期の光に照らされて美しく光彩を放っている風景は誠に美しくもある・・・

石仏群

     この寺の入り口・・・入り口に鎮座する不動尊達! 往時の面影が順にじみ出ている様な気がしてならない・・・・歴史はその物に深く刻まれるのである・・・ここの直ぐ右側には大きな広い駐車場があるので、ここに駐車してゆっくりと大中寺楽しんでみると良いでしょう・・・

周辺村の土壁

     近くには、このように昔なじみの土壁の家も現存していて、レトロを楽しめるのです!  この界隈を時間があれば散歩でもするのが良いでしょう・・・・残念ながら、この時期では葡萄は未だ早かったので、ちょっと散策したのです・・・すると、往時を忍ぶに足る建物が沢山残っている場所なのです・・・歴史研究会などの方は、こうした場所が垂涎の場所となるのでしょう・・・・

    はっきり言って、この周辺は見所が多いので、この「歴史的な七不思議の寺」を見る事とハイク、観光、そして時期が合えば花々の探索などが身近に出来る場所であり、非常に楽しめる観光地でありまた、地形的には、佐野栃木周辺であることは、観光に適していると言うことなのです・・・・

 

     とにかくここは、静かに見て歩けるところだとおもう。 そして一見の価値がある場所だろう・・出来れば、てくてくとあるって大平山などの散策と組み合わせれば最高でしょう!

     ここは、栃木インターでも、佐野インターでも距離、便は、あまり差がないところだ! もし佐野インターから来る場合には岩舟から、ブドウ団地に入り、そこから、この場所には目と鼻の先である。 観光スポットは、佐野アウトレットモールみかもやまのハイク、みかも花センター、大平山神社あじさい坂栃木市内観光、等々結構沢山あるので、検討してはいかがと思う! これからは、ブドウの季節になるので、その頃には、この界隈は、再び賑わいを見せることになるのだ!

   2016年6月16日: 今年のアジサイの生育は例年より一週間ほど早く、18日から月末までが、見ごろでした・・・

20160612:最新:「大平アジサイ祭りコースガイド」 だいぶ色ついてきました・・・全体的には、4分先といってもよいでしょう・・・明日の雨でもっと色ずくでしょう・・・・・・○参考「益子あじさい祭り

 
  

 ★2016年6月6日現在のアジサイの開花状態は、青のアジサイが、色がかなり付いた状態です・・・黄色の部分が残っており、色が淡白であり、一方、赤系は、少し薄い色が目立つようです・・・アジサイ祭りが、6・17日からですから、まだ、完全な色の見ごろとはいえないようです・・・首都圏では、そろそろ見ごろとなってきているようです!★参考「あじさいの紹介カテゴリー

参考情報: 20110601バラ満開のアンディウイリアムボタニックガーデン栃木清水寺とあじさい2010」「彼岸花簑沢」「彼岸花粟野」「巾着田曼珠沙華」☆☆ 参考情報: 栃木市のパンフレットdownload出来るページを発見しました! たくさん素晴らしい情報が乗っています。「足利吉祥寺の紫陽花大平山神社とあじさい、はここから    あじさい坂はここから     七不思議とは
大中寺周辺の梅咲く美しい探訪地

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